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ルーキーQBヤングは「ロッカールームで存在感を発揮している」とパンサーズDEバーンズ

2023年06月19日(月) 17:05


カロライナ・パンサーズからドラフト指名を受けたアラバマ大学のブライス・ヤング【AP Photo/Jeff Roberson】

パンサーズのベテラン選手たちは今週、チームの参加必須のミニキャンプで初めてブライス・ヤングのプレーを見る機会を得た。

誰が見ても、この新人のクォーターバック(QB)はかなりの印象を残している。

「彼のことを好きにならないわけがない」とスターパスラッシャーのブライアン・バーンズは『ESPN』のデイビッド・ニュートンに語った。

「彼はロッカールームでかなり存在感を発揮している。彼は、“謙虚だがオレは最高だ”っていう自信たっぷりな態度で歩き回っている。そうだろ? 彼は最高なQBだが、同時に謙虚なんだ」

カロライナ・パンサーズはヤングを選ぶために2023年のNFLドラフトで全体1位指名権を獲得しており、早くもその大きな投資が良いものであることが証明されている。それはヘッドコーチ(HC)のフランク・ライクのチーム合同練習(OTA)で21歳のヤングを1軍に昇格させるという決定から明らかだ。これは、ヤングがプロとして初めて実戦練習を行うトレーニングキャンプに間に合うようにするためのライクの計画の一部だった。

9年目のベテランでカロライナに新加入したアダム・シーレンは、OTAでポケット内にいるルーキーを実際に見た上で、ヤングが準備万端であると感じている。

「彼についてはすでに多くの話があるから、そこまで驚くことはない」とシーレンは言った。「俺にとっては、彼のポケット内での動きが印象的だった。時間通りにボールを出す能力があるだけじゃなくて、それを1カ所にとどまらずに行うんだ」

「この時期、ヒットされない、パッドもつけていない状態では・・・ただ居座って、恐れもなく、ボールを投げまくるのは簡単なことかもしれない。でも彼の場合は試合のように練習していることが分かるよ。・・・本当に素晴らしい」

ヤングは大学キャリア中にアラバマで驚異的なポケット内での安定感を見せた。21歳のヤングは先発として2年間で27試合に出場し、8,200パスヤード、タッチダウン79回、インターセプト12回を記録。2021年には本来の意味通りの2年生としてハイズマントロフィーを獲得した。

ヤングはパンサーズの全ルーキーとともに、7月22日(土)にトレーニングキャンプに参加する予定であり、ベテラン選手たちは翌日に到着。7月26日(水)にはパンサーズとしてのヤングの最初の練習が行われ、ルーキーの成長が本格的に始まる時だ。これまでのところ、彼は新しい時代を迎えるチームにすでに自信を与えている。

「みんな彼のためにここにいるんだ」とベテランのワイドアウトのD.J.チャークは語った。「そして彼が俺たちを本当に高い所へと連れて行ってくれると信じている」

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