過去2シーズンにわたってAFC北地区で連覇を果たし、ポストシーズンでも2シーズン合わせて5勝を挙げたシンシナティ・ベンガルズは、フランチャイズ史上、最も充実した時期を迎えている。

過去2年間に勝利を積み上げてきたにもかかわらず、ヘッドコーチ（HC）のザック・テイラーは、今年のチームは上から下まで最高のチームだと信じている。

参加必須のミニキャンプ終了後、テイラーは「(デプスは)われわれが持ってきた中で最高のもので、現在のプロフットボールでは53人のロースターがこれほど強力なものであることは難しい」とチームの公式ウェブサイトの記者であるジェフ・ホブソンに語った。「サラリーキャップの仕込みによるものだと思う。若い選手を獲得し、彼らがすぐにステップアップすることを望むしかない」

全体28位指名で獲得したクレムソン大学出身のディフェンシブエンド（DE）マイルス・マーフィーを筆頭に、すでに経験豊富なベンガルズのチームは、2023年ドラフト組の8人の選手が加わり、更に力をつけている。

クオーターバック（QB）ジョー・バロウとワイドレシーバー（WR）ジャマール・チェイスが率いる上位陣のロースターに、オフェンシブタックル（OT）オーランド・ブラウンやタイトエンド（TE）アーブ・スミス・ジュニアが加わったことで、テイラーは才能あふれるロースターを手に入れたと確信した。

「このチームには本当に最高な先発出場選手と才能豊かな控え選手がいると思う」とテイラーは話している。「われわれは過去数年間いた場所よりもはるかに進んでいると感じる。特に私がここに来た初日に比べるとね。だから、細部まで見ることができる。選手たちの動きはとても速い。選手たちは力を得て、われわれの構想を自分のものにし、それが次のステップを踏み出すことを可能にしている」

「新しい選手たちは注意深く勉強し、反復練習を最大限に活用する必要性を感じていると思う。なぜなら、何年もこのシステムでプレーしてきた選手たちが、高いレベルでプレーし、われわれが求めていることを高いレベルで理解しているのを見ることができるからだ」

ミニキャンプが終わったばかりで、ほぼすべてのベンガルズ選手、そして他のすべてのNFL選手たちが、約1カ月後に控えたトレーニングキャンプに向けてリラックスした週末を迎えている。従って、2023年のシーズンを前にしてあまりに過度な期待は抑えるべきだ。しかし、テイラーは2019年に2勝14敗のチームから2022年に12勝4敗のディビジョンチャンピオンに成長し、花開くロスターを見てきた。

テイラーは、この夏にパッドが装着されれば、真の才能が頂点に達することを知っているが、今のところ、彼は今までのベンガルズで最高の連続であると自信を持っている。

「90人のロースターがどのような状態なのか、よく考えてみると、上から下まで本当に励まされる」とテイラーは語っており、チームは7月26日にトレーニングキャンプのために再結集する。

さらにテイラーは「ここにふさわしくない選手はいない。90人のロースターに入ると、そう感じることがよくある。しかし、全員がここに属し、役割を担っており、彼らが競い合うのを見るのが楽しみだ」と続けた。

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