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トレーニングキャンプまでにQBピケットとの信頼関係構築を目指すスティーラーズWRロビンソン

2023年06月20日(火) 09:37


アレン・ロビンソン【AP Photo/Mark J. Terrill】

ピッツバーグ・スティーラーズが2023年シーズンの開幕を迎えるとき、ワイドレシーバー(WR)アレン・ロビンソンはこの3年で3つ目のチームの一員として新たなスタートを切ることになる。

以前は一貫して好成績を収めていたにもかかわらず、この2年で成績不振に陥っているロビンソンは、スティーラーズに加入することでその傾向に終止符を打ちたいと考えているようだ。

ロビンソンはこれまでに3度、直近では2020年シーズンに1,000レシーブヤードを突破しているが、その後のシーズンでは410ヤードを超える記録を残していない。ロサンゼルス・ラムズに所属していた昨季にはクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードとの関係をうまく構築できず、レシーブ33回で339ヤードという成績でシーズンを終えている。また、手術が必要な疲労骨折に見舞われたロビンソンは、2022年シーズン末の7試合に出場できなかった。

今年4月にスティーラーズにトレードされたことにより、ロビンソンは近年の苦戦を過去のものとし、プレーオフ進出を逃した昨季を経て、ポストシーズン返り咲きを切望しているチームでプレーする機会を手に入れている。とはいえ、手術からの回復期間があったため、チームメイトと共にフィールドに立つのはつい数週間前まで待たなければならなかった。しかし、ついにフィールドに復帰した29歳のロビンソンは以前の自分に戻るための計画を立てている。

『Triblive.com』によると、ロビンソンは「今はまだ、この数週間でフィールドに戻ってきたばかりだし、やるべきことがたくさんある。(以前の)自分に戻るために、外に出てトレーニングしたり、いろんな人たちと一緒に取り組んだりしながら身体を強化するつもり。たくさんの計画がある」と語ったという。

キャリア10年目を迎えようとしているベテランのロビンソンは、ディオンテ・ジョンソンや2022年ドラフトで指名を受けたジョージ・ピケンズを中心とした若くてダイナミックなWR陣に加わる予定だ。ジョンソンとピケンズは昨季、それぞれ800ヤード以上を記録している。

ロビンソンがどのような形でラインアップに加わるかはまだ決まっていない。それは、ロビンソンが新しいオフェンスにどれほど適応できるか、そしてキャリア2年目のQBケニー・ピケットとどれほど信頼関係を築けるかで決まりそうだ。

それに向けた取り組みとして、ロビンソンは新しいシグナルコーラーとより親密になるためのステップをすでに踏んでいる。ミニキャンプからトレーニングキャンプまでの数週間、QBとWRのコンビは共にニュージャージーに滞在する予定だ。そうした中で、ロビンソンは7月下旬に準備の次の段階に入るまでに何度も一緒にワークアウトを行う予定だと明かしている。

自分も新加入のロビンソンとより多くの練習を重ねることを楽しみにしていると話したピケットは、ここ数週間の限られたワークアウトでロビンソンが見せてきたインパクトのある存在感を軽視したくないと考えているようだ。

「アレンが大好きだ」と強調したピケットはこう続けている。「彼は毎日、仕事に取り組んでより良くなりたいという心構えで来ている。そういう心構えがあれば、遅かれ早かれ目標に到達できるものだ。彼の仕事に対する姿勢や、俺とのコミュニケーション量、誰も見ていないところで俺たちがやっていることを考えると、彼となら間違いなく早く目標にたどり着くだろう」

「そういうことがとても役に立つと思っている。俺たちはすぐに追いつけるはず。かなり近いところまで来ていると思っている」

NFLでの10シーズン目に新しいチームでプレーしようとしているロビンソンは、再起を図り、新しいQBとの間で芽生え始めた団結心を見せつけるチャンスを得ることを望んでいる。

【RA】