新天地での勝利に「ワクワク」するとジャイアンツTEウォーラー、レイダースからのトレードに全く驚かず
2023年06月26日(月) 16:13ニューヨーク・ジャイアンツのタイトエンド(TE)ダレン・ウォーラーは、NFLキャリアの新章を始めようとしている。
過去5シーズンをラスベガス・レイダースで過ごし、今オフシーズンにジャイアンツにトレードされたウォーラーは、トレードに驚かなかったものの、ニューヨークに移籍することになるとは思っていなかったと言う。
「全く驚いていない」とウォーラーは今週、『Las Vegas Review-Journal(ラスベガス・レビュージャーナル)』の記者であるアダム・ヒルに語った。
「いろんな話を聞いていた。1年を通して、トレードされるかもしれないし、されないかもしれないという情報を耳にしていたよ。だから、実際にトレードされたときにはそんなに驚かなかったんだ。でも、それがジャイアンツだとは思っていなかった」
2015年のドラフト6巡指名でボルティモア・レイブンズに入団したウォーラーは、最初の2シーズンをボルティモアで過ごした。2017年、ウォーラーはパフォーマンス向上薬の使用で1年間の出場停止処分を受ける一方、薬物やアルコールへの依存症にも苦しんだ。ウォーラーは2020年に元チームメイトのスティーブ・スミス・シニアに対し、この苦境について話している。
1年後、ウォーラーはレイブンズの練習生からレイダースに引き抜かれ、2019年にはレイダースで全16試合に先発出場した。2020年には初めてプロボウルに選出され、レシーブ107回、1,196レシーブヤード、タッチダウン9回でキャリアハイを記録。しかし、ここ2シーズンではケガに悩まされ、いくつかの試合を欠場した。
30歳のウォーラーはもう“シルバー&ブラック”のユニフォームを着ていないものの、レイダースで過ごした時間に感謝の意を示した。
「練習場を通り過ぎると、レイダースでの素晴らしい思い出が蘇る」とウォーラーは述べた。「レイダースは自分の人生を立て直し、家族を養い、こうしたイベントをする機会を与えてくれた。だから俺はここでの思い出に感謝の気持ちでいっぱいだ。妻と共に過ごせた時間にも心から感謝しているよ。そう、些細なことでもね」
今季オフシーズンにトレードされたにもかかわらず、ウォーラーは6月にニューヨークで行われたミニキャンプのセッション中に、新しいチームメイトとのチームワークを築く機会を得た。
「最高だよ」と言うウォーラーは「素晴らしいチャレンジだ。良いチャレンジは大好きだし、新しいチームメイトとの関係を築くのは大好きだ。彼らは本当に勝つことにワクワクしているよ。新しいチームメイトたちは、物事を正しく進め、昨年このチームでスタートした基盤を更に築き上げることに本気だ。その一員になれることに興奮しているよ」とつけ加えている。
ウォーラーは今シーズン、その基盤をニューヨークで続けて構築するつもりだ。第9週、ジャイアンツがアレジアント・スタジアムでレイダースと対戦する際、ウォーラーはラスベガスに戻ってくる。
【KO】