ジェッツとDTウィリアムスが4年132億円の契約に合意
2023年07月14日(金) 09:50ディフェンシブタックル(DT)クイネン・ウィリアムスが幸せを手に入れる最初の兆候は、現地13日(木)に『Twitter(ツイッター)』のプロフィール欄にニューヨーク・ジェッツの文字が戻ってきたことだった。結局、その動きはウィリアムスがチームと待望の長期契約を結ぶ前兆であったことが判明している。
ウィリアムスとジェッツが4年9,600万ドル(約132億4,330万円)の契約延長で合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとイアン・ラポポートが木曜日に情報筋の話をもとに報じた。ペリセロとラポポートによると、この契約には6,600万ドル(約91億0,355万円)の保証が含まれているとのこと。ジェッツは木曜夜に契約延長を正式に発表した。
チームを通して発表した声明で、ウィリアムスは「この組織の成功は自分にとってこの上なく重要であり、この契約が成立することで、それに積極的に影響を与えることに全神経を注ぐことができる。これから始まるシーズンに向けて、兄弟たちとともに全力を尽くすことを楽しみにしている」と述べている。
『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、ウィリアムスの新契約の総額はNFLのインテリアディフェンシブラインマン(DL)の中で最も高く、年俸(2,400万ドル/約33億1,038万円)はロサンゼルス・ラムズのDLアーロン・ドナルドに次いで2番目に高いとのこと。
ジェッツのジェネラルマネジャー(GM)ジョー・ダグラスはチームの声明で次のように述べた。「われわれが選手に求めていることをすべて体現しているクイネンを当面の間、ニューヨーク・ジェッツの一員として確保できることに興奮している。彼はフィールドの内外でリーダーとしての役割を果たし、要求されたことをすべてこなした上でさらなる貢献もする。スクリメージラインを支配し、チームの勝利に貢献する一貫した能力を示してきた、若く、上昇志向の強い選手だ。フットボールのビジネスの部分が一段落し、2023年シーズンに向けての準備に集中できることをうれしく思っている」
今年4月、オールプロに選出された経歴を持つ25歳のウィリアムスは新たな契約を望んでいると明かした。その後、ウィリアムスは自身のメッセージを明確にするための方法として自主参加のワークアウトを欠席。これはテネシー・タイタンズとDTジェフェリー・シモンズが6,600万ドルの保証金を含む9,400万ドル(約129億6,566万円)相当の大型契約を締結した直後のことだった。
しかし、昨季にウィリアムスが16試合に出場してキャリアハイのサック12回に加え、フォースドファンブル2回、ファンブルリカバリー1回を記録したことは、チームに向けての最大のメッセージとなっている。ウィリアムスは被ヤードと被得点で4位につけたロバート・サラーHC(ヘッドコーチ)率いるディフェンスの中心的存在として活躍した。
4月の大半において、ジェッツはクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースのトレードを成立させるのに忙しくしていたが、トレーニングキャンプを目前に控えた現在、チームの中でも特に優秀な万能ディフェンダーに見返りを与えている。
【RA】