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ペイトンHCはブロンコスに“完璧にフィットする”と信じる元GMエルウェイ

2023年07月15日(土) 17:56


デンバー・ブロンコスのジョン・エルウェイ【AP Photo/Jae C. Hong】


ジョン・エルウェイはもはやデンバー・ブロンコスの正式な一員ではない。それでも、クオーターバック(QB)として、またジェネラルマネジャー(GM)としての彼の伝説的な地位は、マイルハイ・シティに永遠に影響を与えることを意味する。

ネバダ州レイクタホで開催されたアメリカン・センチュリー・チャンピオンシップ・ゴルフ・トーナメントにおいて、『ABC7 Denver(ABC7・デンバー)』のライオネル・ビエンベヌに語ったところによると、エルウェイは新ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンの下でのブロンコスの可能性を高く評価したという。

現地13日(木)にエルウェイは「興奮している。彼はわれわれが今いる場所、ブロンコスが今いる場所にぴったりだ。彼が多くの実績を持っているのは明らかだ。彼はスーパーボウルで優勝したこともあるし、フットボールの試合に何度も勝利している。これ以上の適任者はいないと思う。彼は素晴らしいHCになるだろう」とコメントした。

ブロンコスがプレーオフに進出したのは、ペイトン・マニングの最終シーズンだった2015年シーズンに、ブロンコスがフランチャイズ3度目のロンバルディ・トロフィーを掲げたのが最後で、エルウェイはその優勝時に3回ともチームの一員だった。ペイトンは今オフシーズンに就任し、ブロンコスにとって7シーズンで4人目のHCとなった。

エルウェイは「春の段階ではとても良かったが、新しいシステム、新しいコーチだから時間がかかるだろう。期待度は高い。しかし、昨シーズンに比べればその期待は落ち着いているし、それは良いことだ。ケガについてはもっとうまくやらなければならない。チームが万全の状態でいられることを願っている」と話した。

パズルの最大のピースとなるのは、ブロンコスでの最初のシーズンで大苦戦したラッセル・ウィルソンだ。クオーターバックのポジションは、エルウェイがブロンコスのフロントオフィスを率いた10年間(2011年から2020年)において、常に最も厄介なポジションだった。マニングの獲得以外では、エルウェイの率いるブロンコスはセンター下の一貫性を見つけるのに苦労した。エルウェイがGMを務めた最後の5シーズンで、チームは13人のQBを起用していた。

ブロンコスは、ペイトンのHC就任でウィルソンが一気にリフレッシュし、プロボウル級のプレーを取り戻すことを期待している。

エルウェイは「ショーンはQBというポジションを熟知している。彼は攻撃面にとても精通しているんだ。彼はラッセルのベストを分かっていると思う。他の優秀なフットボールチームのように、われわれも自分たちのフットボールを遂行し、成功させなければならない。そうすれば、ラッセルがパスゲームで成功するチャンスが増える」と語った。

「(ウィルソンは)とても前向きな男だ。彼は興奮していると思う。昨シーズンはいろいろなことがあったが、今シーズンは変化も多いし、ショーンが多くの経験をもたらしてくれる。ラッセルはあのコーチが成功のために最高のポジションにつけてくれるのを楽しみにしていると思う。昨シーズンは彼にとって大変な1年だった。でも彼は前向きでタフだ。彼は立ち直るだろうし、今年はもっといい年になると思う」

ウィルソンが立ち直れなければ、ブロンコスの雰囲気は一気に気まずくなってしまうかもしれない。

【AK】