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“まだ自分のポジションを示せていない”とWRでの出場を希望するコマンダースRBアントニオ・ギブソン

2023年07月15日(土) 18:38


ワシントン・コマンダースのアントニオ・ギブソン【AP Photo/David J. Phillip】


エリック・ビエネミーがワシントン・コマンダースの攻撃コーディネーター(OC)に就任したことで多くの選手に変化が訪れたが、ランニングバック(RB)のアントニオ・ギブソン以上に変化を感じている選手はいないだろう。

ワイドレシーバー(WR)からNFLのランニングバックに転向した元3巡目指名の彼は、コマンダースで浮き沈みが激しい3シーズンを送った。2021年シーズンは1,037ヤード、キャリー258回の記録を残したが、昨年はロン・リベラHCの下で面目を失い、キャリー149回でわずか546ヤード、タッチダウン3回に終わった。

2年目のブライアン・ロビンソンJr.が先発の座を狙う中、ギブソンはビエネミーがペースを変えたいときの“サードダウンバック”という役割を担う。ギブソンがフィールドに出る他のチャンスとしては、レシーバーとしてのスキルを活用し、より外側に、ワイドに並ぶ可能性もある。

先日公開されたチーム公式サイトのインタビューで、ギブソンは元コマンダースのディフェンシブバック(DB)フレッド・スムートから、今後の役割と2023年シーズンにパスゲームでより重要な役割を果たすかどうかについて質問されている。

ギブソンは「みんなが言うように、ワイドに並ぶだけだよ。自分のポジションはまだ示せていない。俺も同じ気持ちだよ。毎年話しているけど、まだ実現していないんだ」と話した。

ギブソンは、ワイドに展開し、サイドライン周辺でプレーする機会を増やすことで、彼のパフォーマンスは引き出されると考えている。

彼は「今年は、自分がワイドアウトでできることを何度も披露できるような年にしたい。まず、俺はワイドにいるのが好きなんだ。ワイドにいると楽しむことができる。オープンスペースでボールを持てば、俺本来の力が発揮できるんだ。ランニングバックでもできる多くの選手を見てきたから、それが不可能だとは言わないけど、そういうチャンスはない。オープンフィールドでボールをキャッチすれば、もっとスペースが広がる」とコメントした。

プレシーズンのファンブルの後、昨シーズンがどうなったかを考えると、ビエネミーのオフェンスにおけるギブソンの起用法、そしてバックフィールドの他の選手がどうなるかは、今月末のトレーニングキャンプ開幕時に注目すべきものとなるだろう。ギブソンの希望通り、ワイドでの出場が増えれば、下降線をたどっていた彼の活躍が解き放たれるかもしれない。

【AK】