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2,000レシーブヤード達成とスーパーボウル再制覇は可能とドルフィンズWRヒル

2023年07月17日(月) 11:22


マイアミ・ドルフィンズのタイリーク・ヒル【AP Photo/Adrian Kraus】


マイアミ・ドルフィンズのワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルは2023年、NFL史上ほかのパスキャッチャーが成し遂げたことのないことを達成しようとしている。

現地15日(土)、プロボウルに7回出場しているヒルは自身のポッドキャスト番組『It Needed To Be Said(イット・ニーディド・トゥ・ビー・セド)』で、1シーズンで2,000レシーブヤードを達成し、今年再びロンバルディ・トロフィーを掲げることができると信じていると明かした。

ヒルは共同ホストのジュリアス・コリンズに「来年は2,000ヤードを突破するんだ」と語った。「あとはバケットリスト(やりたいことリスト)にチェックをつけるだけ。とにかく伝えておきたいのは、このリーグを去るまでに、2,000ヤードを達成する、それが俺のやりたいこと。チーターが子供の頃に約束したことをやらずに去ると思うか? 2,000ヤード記録達成とスーパーボウルでもう1回優勝。それを手に入れる。信じていてくれ」

もし、ヒルが目標を達成すれば、殿堂入りのカルビン・ジョンソンが2012年に記録した1,964レシーブヤードを更新することになる。

2022年、ヒルはクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロア、テディ・ブリッジウォーター、スカイラー・トンプソンからのパスを受けて、キャリア最高のレシーブ119回、1,710レシーブヤードを記録した。ヒルのこのキャリアハイ記録は2017年のジャービス・ランドリーのレシーブ回数記録と1984年のマーク・クレイトンのレシーブヤード記録を抜いて、いずれもドルフィンズのシーズン記録となっている。

ジョンソンの記録を破るためには、ヒルは17試合すべてに出場し、タゴヴァイロアがセンターの後ろでプレーし続けられることを願う必要がありそうだ。タゴヴァイロアはまだシーズンを通して出場したことがなく、2022年シーズン中は2度の脳しんとうに見舞われ、早期離脱を余儀なくされた。

ヒルは過去にもこの記録達成を公言しており、4度のオールプロに輝いたヒルは6月に、タゴヴァイロアはリーグで「最も正確なクオーターバック」であり、彼がフィールドにいれば記録更新は可能だと話していた。

当時、ヒルは「俺の周りには適切なツールが揃っていると感じている」と言い、次のように続けた。「NFLで最も正確なクオーターバックがいるのは明らかだし、NFLで最高のヘッドコーチの1人もいて、さらに俺のポジションのコーチもすごい。だから、これらの3つの要素と、毎日毎日、もっと良くなりたい、記録を破りたい、記録を本当に破りたいという同じ気持ちを持ち続けているだけなんだ。だから、今年はそれを達成できる年のひとつだと感じている」

ドルフィンズのベテラン選手たちが7月25日(火)にトレーニングキャンプを開始するとき、ヒルはバケットリストのアイテムに取り掛かる。

【KO】