レイダースRBジェイコブス、期限までに長期契約が成立せず
2023年07月18日(火) 10:01ラスベガス・レイダースとランニングバック(RB)ジョシュ・ジェイコブスは長期契約の締結に至る前に期限を迎えた。
現地17日(月)はフランチャイズタグをつけられた選手が今年中に長期契約を結ぶ期限にあたり、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロはそれまでに両者が合意に至らなかったと報道。
これを受け、ジェイコブスとレイダースが最短で新契約を交渉できるのは2024年オフシーズンとなっている。
レイダースは今年3月に25歳のジェイコブスにフランチャイズタグを使用することを選択。プロボウルに選出された経歴を持つジェイコブスはまだ1,009万1,000ドル(約14億0,110万円)のテンダーにサインしていない。そのため、ジェイコブスがトレーニングキャンプを長期的に欠席する可能性が出てきている。まだ契約を結んでいないことから、ジェイコブスは練習を欠席しても罰金の対象にはならない。
2019年ドラフト1巡目指名を受けたアラバマ大学出身のジェイコブスは、2022年シーズンにレイダースの主力RBとして活躍。キャリー数(340回)、ランヤード(1,653ヤード)、レシーブヤード(400ヤード)でキャリアベストを更新し、タッチダウンラン数もキャリアハイに並ぶ12回を記録した。また、ランヤード、試合平均ランヤード、スクリメージからのヤード、そして1回のランで記録した最長ヤード(86ヤード)でもリーグトップの成績を収めている。
しかし、ジェイコブスは高額の年俸を受け取る選手がほとんどいない、低迷したランニングバック市場の犠牲者でもある。フランチャイズタグを指定された選手を除くと、年俸1,000万ドル(約13億8,847万円)以上のランニングバックは6人しかいない。その6人とは、サンフランシスコ・49ersのクリスチャン・マカフリー、ニューオーリンズ・セインツのアルビン・カマーラ、テネシー・タイタンズのデリック・ヘンリー、クリーブランド・ブラウンズのニック・チャッブ、シンシナティ・ベンガルズのジョー・ミクソン、グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ジョーンズだ。
レイダースは昨季を迎える前にジェイコブスの5年目オプションを行使しなかった。これにより、ジェイコブスは1年早くフリーエージェント(FA)になっている。レイダースとの長期契約がまとまらなければ、ジェイコブスは2024年に再びフリーエージェントになる予定だ。
【RA】