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長期契約の成立に感謝するジャガーズTEエングラム

2023年07月18日(火) 18:15

ジャクソンビル・ジャガーズのエバン・エングラム【AP Photo/John Raoux】


タイトエンド(TE)エバン・エングラムは初めてジャクソンビル・ジャガーズの一員として臨んだ昨シーズンにレシーブ数とレシーブヤードでキャリアハイを更新し、自身のキャリアを立て直した。

エングラムは現地17日(月)に3年4,125万ドル(約57億1,678万円)の契約に正式にサインしたことによって、素晴らしい成果を挙げた2022年シーズンの恩恵を受けるとともに、フランチャイズタグをつけられた選手として2023年シーズンに履行されるはずだった1年契約が無効とされている。

長きにわたって続いていた交渉が終わり、長期契約を確保できたことに喜んでいるエングラムは、昨年の今頃に自分を信じてくれたチームに残留できることに感激しているようだ。

チーム公式サイトによると、エングラムは月曜日に「最初から、選手として多くのことを証明する使命を自分に課していた」と話したという。「ファンベースやコーチ陣、ここの人たちからあれほど多くのサポートを受けられるとは思っていなかった。もちろん、家族はいつも俺の背中を押してくれた。でも、ここで受けた愛情にはとても感謝しているし、ものすごく助けられている」

「もちろん、ジャガーズは俺を信じてくれた。俺がここにいたいと思っていたのと同じくらい、彼らも俺にここにいてほしいと思ってくれていた。だから、自分は恵まれているし、契約が実現したことに本当に感謝している」

かつてニューヨーク・ジャイアンツに所属していたエングラムは2022年シーズンを迎える前に、実力を証明しなければならない1年契約を締結。その後、クオーターバック(QB)トレバー・ローレンスとすぐに意気投合し、ローレンスも同じシーズンにブレイクを果たした。ジャガーズがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区で優勝を成し遂げたシーズンに、エングラムはレシーブ73回で766ヤード、タッチダウン4回を記録。ジャガーズがロサンゼルス・チャージャーズを相手にスリリングな勝利を収めたワイルドカードラウンドではレシーブ7回で93ヤード、タッチダウン1回をマークし、初めて出場したプレーオフゲームでかなりの活躍を見せた。

オフェンスにフィットする選手であることを証明したにもかかわらず、エングラムはオフシーズン序盤に長期契約ではなくフランチャイズタグ(1,134万5,000ドル/約15億7,229万円相当)を与えられた。その間、28歳のエングラムはチームのオフシーズンプログラムをスキップしていたが、2023年には“何があっても”ジャガーズでプレーするつもりだと語っていた。

エングラムは月曜日に「もちろん、契約成立を目標にしていた」と明かしている。「タグでプレーすることになっても、契約を結んでも、どちらでも臨む準備はできていた。大きかったのは、安心して働けて、みんなと競争できて、自分自身と家族のために少しでも安心できるような保証が欲しかったということだ」

「契約成立に携わってくれたすべての人に感謝している」

ジャガーズはダグ・ペダーソンHC(ヘッドコーチ)の就任2年目のシーズンに、さらなる成長を遂げる態勢が整っている。ワイドレシーバー(WR)カルビン・リドリーが出場停止処分から復帰したことで、ローレンスの武器は理論上、強化されていると言えよう。また、若手ぞろいのオフェンスにはほとんどの先発選手が戻ってくることになっている。

エングラムが現在も続いているジャガーズの躍進劇に大きな役割を果たしたことは間違いない。2023年シーズン以降もそうした成功を維持することを目指しているエングラムは、次のように語った。

「クレイジーな1年だった。1年契約なのに自分のことよりもチームのことを考えるようになった。そのおかげで、自分が毎日何をしに行って、何のために戦っているのかが分かるようになった。その過程で、自分も良い状態になることができた」

「去年がどれだけ楽しかったか。浮き沈みがありながらも、ファンベースがどれほど俺たちの味方になってくれるかを目の当たりにした・・・そのおかげですべてがもう少しエキサイティングになる。俺たちは彼らに応援してもらえるだけのことをするのを楽しみにしている」

【RA】