WRロンドンおよびTEピッツとの関係を深めることを切望するファルコンズQBリッダー
2023年07月21日(金) 13:40アトランタ・ファルコンズのクオーターバック(QB)デズモンド・リッダーは新人として4試合に出場したという経験から恩恵を受けてきた。そうした経験から、リッダーは若手でありながらオフシーズンから全力で取り組めており、チームはドラフト3巡目で指名したリッダーが先発になると信じることができている。
その恩恵の一部は、同期のワイドレシーバー(WR)ドレイク・ロンドンとの信頼関係がもたらしたものだ。それでも、ファルコンズのもう一人の傑出したパスキャッチャーであるタイトエンド(TE)カイル・ピッツが、リッダーが先発の座を引き継ぐ前にすでに故障者リザーブ(IR)に置かれていたことから、今オフシーズンにその関係を構築する作業は非常に重要となっていた。
今週、リッダーは『ESPN』に「もちろんドレイクとは去年、素晴らしい関係を築いた」と話し、こう続けている。「カイルとは、去年は思うように出場機会を得られなかった。だから、俺としてはドレイクとの関係を発展させ続けて、それからもちろんカイルとの関係も築いていくことが大事だった。週末にゴルフをするとか、実際に一緒に技術を磨くとか、どういう形であれフィールドの内外でつながりを深めていくことが大事なんだ」
ロンドンとピッツはリッダーの明確なトップ2ターゲットとしてトレーニングキャンプに臨む。WRのマック・ホリンズやスコット・ミラー、TEのジョンヌ・スミスといった残りのパスキャッチ要員がどう配置されるかは、来週ファルコンズの面々がキャンプに集合した際に注目されるだろう。
昨シーズン後半、特にリッダーが司令塔を務めるようになってから、ロンドンは一気に調子を上げた。最後の4試合で、ロンドンはターゲット36回中レシーブ25回で333ヤードを記録。タンパベイ・バッカニアーズに勝利したシーズン第18週には120ヤードをマークし、キャリアで唯一の100ヤードゲームを達成した。
ピッツ(身長約198cm)とロンドン(身長約193cm)は大型のターゲットであるため、その存在によってリッダーが正確にパスを出すのは容易になるだろう。
リッダーはこのコンビについて「自分にとって一番楽なのは、彼らが取れるところにボールを投げることだ」と語った。「彼らはボールの外側にいる2人のモンスターだ。近くに投げたら、そこまで行って取ることができるはず。一番きついのは見逃すことだと思う。単純に彼らはものすごく大きいし、広い範囲をカバーできるから、彼らを見過ごすのはきついだろうね」
十分に勝ち目があるNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区において、ファルコンズのシーズンは、リッダーが試合を左右する重要な場面でロンドンとピッツに何度パスを投げられるかにかかってくるだろう。
【RA】