RBメルビン・ゴードンがレイブンズと1年最大4億4,000万円で契約
2023年07月22日(土) 05:15『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地21日(金)に報じたところによると、ランニングバック(RB)メルビン・ゴードンがボルティモア・レイブンズと最大310万ドル(約4億3,940万円)の1年契約を結ぶことになったという。ペリセロの報道直後にはレイブンズがこれを認め、ゴードンの身体検査を待っているところだとしている。
「今のNFLでプレーするには文字通り最悪のポジション」と主張するなど、今日のNFLにおけるランニングバック市場の現状を嘆くことに時間を費やして数週間、ゴードンが2023年の所属先を手に入れた。ゴードンの契約は金銭的にはそれほど大きな額ではないかもしれない――“最大310万ドル”が意味するところは必ずしも総額で310万ドルを稼ぐ可能性が極めて高いわけではない――ものの、少なくとも雇用は確保したことにはなる。
とはいえ、ゴードンはキャンプで仕事を得る権利をかけて戦わなければならない。2023年のレイブンズにはJ.K.ドビンズ、ガス・エドワーズ、ジャスティス・ヒルらがバックフィールドに控えており、すでにNFLで8年のキャリアを持つゴードンは9月にロースター入りを果たすためには少なくとも若手の1人を上回る必要があることを自覚しているはずだ。
次の1カ月で、ダルビン・クック、カリーム・ハント、エゼキエル・エリオットが、いずれかのチームと契約可能性がある今はランニングバック市場に関する話題が消えることはないが、ゴードンはおそらく、ベテランの最小限よりも多くを生み出すチャンスのあるオファーを受け取れたことに満足していることだろう。最低でも、プレーするチャンスと、6月に自ら主張したまだ“タイヤに溝が残っている”ことを証明するチャンスは得た。
まだ複数のランニングバックが所属先を見つけられていない中、ゴードンにとっては最善の結果と言えよう。それを生かせるかどうか、あとはゴードン次第だ。
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