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ジャイアンツがWRビーズリーと契約、RBルームにはロビンソンを追加

2023年07月22日(土) 06:13


バッファロー・ビルズのコール・ビーズリー【AP Photo/Matt Durisko】


ニューヨーク・ジャイアンツは現地21日(金)にベテランワイドレシーバーのコール・ビーズリーを獲得し、さらに、スターランニングバックのセイクワン・バークリーとの関係が緊迫する中、ランニングバックのジェームズ・ロビンソンとも契約した。

ビーズリーはジャイアンツを指揮するヘッドコーチ(HC)ブライアン・ダボールが攻撃コーディネーターを務めていたバッファロー・ビルズで3シーズンを共に過ごしたことから、ダボールのシステムを把握している。

NFLで12シーズン目に突入するビーズリーは最初の7シーズンをダラス・カウボーイズで過ごし、信頼できるスロットターゲットとして頭角を現した。2019年にビルズに移籍し、3シーズンで28試合に先発出場している。昨季はシーズン序盤にタンパベイ・バッカニアーズで2試合をプレーするも、一時引退し、その後、ビルズに加わってポストシーズンまで駆け抜けた。

過去11年でビーズリーはキャッチ556回、5,744ヤードと34回のタッチダウンを記録している。

すでにスロットに並べる選手を豊富に擁する中で、ジャイアンツがレシーバー陣に34歳のビーズリーを加えることは興味深い。ビーズリーが合流するワイドレシーバー陣にはアイザイア・ホッジンズ、ダリウス・スレイトン、パリス・キャンベル、ドラフト3巡目指名を受けた新人のジェイリン・ハイアット、スターリング・シェパード、ワンデール・ロビンソン、ジェイミソン・クラウダー、ジェフ・スミス、コリン・ジョンソン、デビッド・シルズ、マカイ・ポーク、カリル・ピンプルトン、ジェイドン・ミケンズ、ドラフト外フリーエージェントのブライス・フォード・ウィートンが名を連ねる。シェパード、ロビンソン、キャンベル、クラウダー、そしてビーズリーがスロットポジションでプレーする選手だ。

ロビンソンとの契約はビーズリー獲得の直後に発表された。

先日、ニューイングランド・ペイトリオッツがリリースした24歳のロビンソンは、ドラフト外フリーエージェントとして2020年にNFL入りし、ジャクソンビル・ジャガーズで過ごしたルーキーイヤーには1,070ランヤードと10タッチダウンを記録したものの、2021年12月下旬にアキレス腱を断裂し、以降は本来の調子を発揮できていない。

ロビンソンは2022年にジャガーズで7試合に出場するも、シーズン途中にニューヨーク・ジェッツにトレードされている。

結局は決別に至ったものの、オフシーズンのワークアウトで動きが鈍かったと報じられたにもかかわらず、ペイトリオッツがロビンソンとインセンティブ付きの契約を結んだことを考えると、ジャイアンツにとってバックフィールドの補強は願ってもないことと言える。

バークリーはフランチャイズタグの期限までに長期契約に至らなかったため、キャンプの少なくとも一部を欠席する可能性が高く、ロビンソンはキャンプとプレシーズンに向けてマット・ブリーダ、ゲイリー・ブライトウェル、ドラフト5巡目指名のエリック・グレイ、ジャショーン・コービンがいるビッグブルーのバックフィールドに加わる新たなベテラン勢となる。

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