パンサーズとドラ1QBヤングが4年総額5億3,820万円のルーキー契約に合意
2023年07月22日(土) 06:362023年NFLドラフト1位指名選手の契約が決まった。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地21日(金)、クオーターバック(QB)ブライス・ヤングがカロライナ・パンサーズと4年総額3,796万ドル(約5億3,820万円)のルーキー契約に合意したと報じた。ラポポートによると、契約には約2,460万ドル(約3億4,878万円)のサインボーナスが含まれているという。
その後、チームがこのニュースを正式に発表しており、ルーキーらは土曜日からトレーニングキャンプに参加する。
契約調印は3月の超大型ドラフトトレードから始まったプロセスの次なるステップであり、パンサーズはこの動きが勝利で終わることを切望している。
アラバマ大学で2年間、先発を務め、2021年にはハイズマントロフィーを受賞したヤングは、スタークオーターバックの素質をすべて備えている。大学時代には27試合に先発出場し、8,200ヤード、タッチダウン79回、インターセプト12回、23勝4敗の成績を残した。
前回、パンサーズが全体1位指名した司令塔であるキャム・ニュートンと異なり、ヤングは身長177.8cm、体重92.53kgとやや小柄で、回避能力がありながらもポケットパサーとしての資質がはるかに高い。
パンサーズが期待するのは結果だ。2013年から2017年のニュートン全盛期にはスーパーボウル出場を含む5シーズン中4シーズンでプレーオフに進出しているが、以降、QB事情に実りを得ない中でずっとポストシーズンから遠ざかっている。
ヤング獲得のため、ドラフト上位指名権を4つとベストワイドレシーバーのD.J.ムーアを手放したパンサーズと、その指揮官としてヘッドコーチ1年目の戦いに挑むフランク・ライクは、劇的な方法でヤングに再建のチャンスを託した格好だ。
21歳のヤングが契約をまとめ、トレーニングキャンプに臨もうという今、どこまでいけるかは別として、プレーオフに向けたカウントダウンはスタートした。
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