2023年ドラフト全体4位指名を受けた選手が正式にインディアナポリス・コルツの一員になっている。

現地24日（月）、クオーターバック（QB）アンソニー・リチャードソンがコルツと完全保証された4年3,399万ドル（約48億0,219万円）の契約に合意したと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが報じた。ラポポートとペリセロによると、この契約には2,172万ドル（約30億6,824万円）のサインボーナスが含まれているとのこと。1巡目指名を受けた他の選手と同様に、リチャードソンの契約にも5年目オプションが含まれている。

新人契約のスロッティングシステムによって、こうした契約における基礎的な作業の多くは考慮に入れずに済んでいるが、タイミングは重要だと言えよう。コルツの新人選手たちは火曜日にトレーニングキャンプに集合する予定だ。すでに契約下にあることにより、コルツで長期的に司令塔として活躍しようとしているリチャードソンが貴重な時間を逃すことがないよう、他の新人選手と共にキャンプに到着することが明確になっている。

リチャードソンは類まれな運動能力と強い腕を披露した素晴らしいコンバインのおかげで、ドラフト前プロセスで一気に注目度を高めた。長年、クオーターバック状況が不安定となっているコルツは、このポジションの長引く弱点を解消してくれることを期待し、全体4位でリチャードソンを指名するという賭けに出ている。

そのビジョンを実現するための旅はトレーニングキャンプから始まるだろう。月曜日に契約に合意したおかげで、リチャードソンは最初からフル参加できるはずだ。

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