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カウボーイズがCBディッグスと5年約137億円の契約延長に合意

2023年07月26日(水) 09:45


ダラス・カウボーイズのトレボン・ディッグス【AP Photo/Michael Ainsworth】


トレーニングキャンプの練習を前に、ダラス・カウボーイズがスターコーナーバック(CB)トレボン・ディッグスを長期的に確保できるようにしている。

現地25日(火)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが、ディッグスとカウボーイズが5年9,700万ドル(約136億7,084万円)の契約延長に合意したと、この契約について知る人物の話をもとに報じた。この契約には2,125万ドル(約29億9,501万円)のサインボーナスが含まれており、インセンティブを含めると最大で1億400万ドル(約146億5,792万円)相当になるとのこと。

その後、チームは正式に今回の契約延長を発表した。

2020年ドラフト2巡目指名を受けたディッグスは基本給430万ドル(約6億0,605万円)の新人契約の最終年を迎えようとしていた。現在は大型契約を手に入れている。

新契約により年額1,940万ドル(約27億3,416万円)を稼ぐことになるディッグスはニューオーリンズ・セインツのマーション・ラティモアと並んでNFLで5番目に高給取りのコーナーバックとなる。彼らより多くの額を稼ぐのはグリーンベイ・パッカーズのジャイア・アレクサンダー、クリーブランド・ブラウンズのデンゼル・ウォード、マイアミ・ドルフィンズのジャレン・ラムジー、ボルティモア・レイブンズのマーロン・ハンフリーだ。

現在24歳のディッグスはカウボーイズで過ごした3シーズンで45試合に出場し、インターセプト17回(うち2回がインターセプトリターンタッチダウン)、パスディフェンス49回、タックル169回を記録。2021年シーズンにはNFLでトップとなる11回のインターセプトをマークしてオールプロにも選出された。その年、ディッグスは元CBエバーソン・ウォールズが1981年に達成して以来、初めて1シーズンで10回以上のインターセプトを決めた選手となっている。

これまでに2回プロボウルに選出されてきたディッグスは、相手にヤードを許す可能性がありながらも試合の流れを変えるようなプレーを生み出す能力を発揮する、アウトサイドのギャンブラーだ。ディッグスがこのポジションでまだ成長を続けていることから、カウボーイズはこれから彼の全盛期が訪れることに賭けている。

ディッグスが最初の3シーズンで決めたインターセプト(17回)はカウボーイズ史上、ウォールズ(1981年から1983年でインターセプト22回を記録)に次いで2番目に多い。1999年にパスディフェンスが公式スタッツになって以来、ディッグスは最初の3シーズンで15回以上のインターセプトと45回以上のパスディフェンスを記録した3人の選手のうちの1人となっている。他にそれを達成したのはマーカス・ピータース(インターセプト19回、パスディフェンス55回)とリチャード・シャーマン(インターセプト20回、パスディフェンス57回)だ。

ディッグスはベテランCBスティーブン・ギルモアの加入と2022年ドラフト5巡目指名を受けたダロン・ブランドの台頭によって改善されるはずのカウボーイズのセカンダリーで重要な役割を果たしている。

火曜日、カウボーイズのスティーブン・ジョーンズ取締役副社長は長期契約の締結を目指している若手選手としてディッグスの他にワイドレシーバー(WR)シーディー・ラムやラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズ、オフェンシブタックル(OT)テレンス・スティールの名前を挙げた。そして、まずはディッグスを確保している。今後は残りのメンバーとキャンプ初日に姿を現さなかったガード(G)ザック・マーティンの状況に注目だ。

【RA】