アキレス腱断裂と見られるブロンコスWRティム・パトリック
2023年08月01日(火) 09:28復帰に向かっていたワイドレシーバー(WR)ティム・パトリックの行く手がさえぎられた。
デンバー・ブロンコスのレシーバーであるパトリックが、現地7月31日(月)の練習中に左足のアキレス腱を断裂したと考えられていると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが“Inside Training Camp Live(インサイド・トレーニング・キャンプ・ライブ)”で伝えている。
パトリックは近いうちに手術を受ける見込みであり、2023年シーズンはすべて失うことになりそうだとガラフォロはつけ加えた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェームズ・パーマーによれば、パトリックは月曜日に7対7のドリル中、接触のない状態でスクリメージラインから最初に踏み出したときに体勢を崩し、地面に倒れてすぐにヘルメットを放り出したという。パトリックはカートで運ばれ、建物に入る際には松葉杖を使っていたとのことだ。
この1件は不運なだけではなく、落胆のニュースでもある。パトリックは練習生から始めてブロンコス攻撃陣で主要な役割を担うだけの存在となった選手だ。その成功譚(たん)には2020年と2021年に2年連続で700レシービングヤード超えを果たし、トータルでタッチダウン11回をマークしたことが含まれる。その数字は、ブロンコスがクオーターバック(QB)に長期的なオプションを確保できていなかったにもかかわらず、成し遂げられたものだ。
ブロンコスは2021年シーズンの終盤にパトリックの努力に報い、元ドラフト外フリーエージェントの選手と2022年から始まる3年3,450万円(約49億1,095万円)の延長契約を結んでいた。しかし、そのすぐ後に重傷を負ったパトリックは、8月2日にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂で2022年シーズンを始まる前に終えている。
新たに結んだ契約の元ではまだレギュラーシーズンの試合に出場していないパトリックだったが、月曜日の出来事によって、その現実は2024年まで長引くことになる。
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