ブロンコスが心膜炎のWRハムラーをNFI指定でウェイバーに
2023年08月01日(火) 10:22デンバー・ブロンコスのワイドレシーバールームにとって、悲劇の日となっている。
ブロンコスが非フットボール故障者指定をした上でワイドレシーバー(WR)K.J.ハムラーをウェイバーにかける予定だと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが状況を知る人物の話を元に伝えた。この動きは現地7月31日(月)に、トランザクションワイヤを通じて正式なものとして明らかになっている。
ガラフォロは今回の措置は手続き的なものであり、ハムラーをチームに戻すことを想定して行われたものだと指摘。ハムラーの状況は過度に深刻なものではなく、離脱期間は数カ月ではなく、数週間単位になる見込みだ。
ハムラーは『Instagram(インスタグラム)』に、ワークアウト中に胸の痛みを感じ、心膜炎だと診断されたことを明かしている。心臓の軽度の炎症を抱えたハムラーは現在、治療を受けているという。
「俺はフィールドに戻る。これまで以上に良く、強くなって。今シーズンできるだけ早く!」とハムラーはつづった。
「フィジカルは最高だったから、これに対処していくのは俺にとってはすごくフラストレーションのたまることだ。皆のほとんどは、俺の話や、過去数年に俺がフィールド内外で経験してきたことを知っていると思う」
「この旅で起こってきたほかのすべてと同じように、乗り越えてみせる! 俺は上り続けるぜ。俺はずっと仕事を続けていく」
2020年ドラフトの2巡目で指名されたハムラーはケガに苦しみ、過去2年で出場したのは10試合のみだった。2021年シーズン第3週にはACL断裂でシーズン終了。2022年には7試合でキャッチ7回、165ヤードをマークした後、ハムストリングの負傷で最後の9試合を欠場している。春には胸筋の部分断裂で手術を受けていた。
そして、今は心臓の問題に対処している。
ハムラーのリリースが報じられる前には、同じくブロンコスWRティム・パトリックが月曜日の練習中にアキレス腱を断裂した模様であることが明らかになっていた。
ハムラーとパトリックが戦線を外れたことでロースタースポットを必要としているブロンコスは、ハムラーをリザーブ/非フットボール故障者リストに置く――そうすることでハムラーが1年間除外される可能性がある――のではなく、ウェイバーにかけることで、今季中の復帰の可能性を残している。
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