UCL手術から復帰したQBパーディーの「腕に問題は見られない」と49ersシャナハンHC
2023年08月01日(火) 12:09サンフランシスコ・49ersのクオーターバック(QB)ブロック・パーディーはオフシーズンに受けた内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい/UCL)の手術から復帰を果たし、着実に調子を上げている。
トレーニングキャンプの1週目を終えた現地30日(日)にヘッドコーチ(HC)のカイル・シャナハンは、2年目のシグナルコーラーに手術による悪影響は見られないと語った。
「よくやってくれたと思っている。順調に復帰し、腕に問題は見られない」とシャナハンHCはチームの公式サイトで述べている。「彼は健康を維持できているし、タイミングやリズムを取り戻しつつある。2回の練習での出来にはとても満足している」
NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームで負傷し、オフシーズンのワークアウトをすべて欠席したパーディーを復帰させる計画によれば、キャンプ序盤では3回に2回のペースで練習に参加するという。
49ersが今回のキャンプで初めてパッドを装着する月曜日の練習にはパーディーも参加する予定となっている。
パーディーの回復はキャンプ中の49ersのQB争い全体を左右する。チームの上層部はこのオフシーズンに、健康であればパーディーが先発だと一貫して言ってきた。このままいけば、シーズン開幕に向けてサム・ダーノルドとトレイ・ランスがバックアップの座を争うことになる。
シャナハンHCは春先に手術が延期されたのち、すぐに練習フィールドに復帰したパーディーの能力を高く評価している。
「ブロックはきめ細かく、何事にも打ち込む選手だから、すべての工程を休むことなくこなしてくれた」とシャナハンHCは話している。
「健康状態を良くするために行う一つ一つのレップスをはじめ、彼は考えながらすべてのことに取り組んでいる。フロリダまで行った後にアリゾナへ向かい、そして今ここにいる。その間、彼はその姿勢を崩さなかった。よほど想定外のことが起きない限り、彼の努力によって計画は予定よりも早く進むだろう」
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