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ブロンコスHCペイトンのコメントはコーチの規範を外れているとジェッツOCハケット

2023年08月02日(水) 10:44


ナサニエル・ハケットとショーン・ペイトン【NFL】


ニューヨーク・ジェッツの攻撃コーディネーター(OC)であるナサニエル・ハケットが現地1日(火)に、デンバー・ブロンコスの新ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンが先週に行った発言に対して正攻法を取った。

ペイトンHCがハケットの昨年のデンバーでの仕事を“最悪のものの一つ”とコメントしてから始めて公の場で発言したハケットOCは、ペイトンHCはコーチングの“規範”に反していると感じたと報道陣に述べている。

「私は人生を通じて、43年間にわたり、コーチとして、また、コーチの子どもとしてこのビジネスにかかわってきた。われわれはガラス張りの生活をしているんだ。そのことは承知している」とハケットOCは予定されていたメディアセッションでコメントしている。

「そこには規範がある。ガラス張りの家の中での、物ごとのやり方というものがある。先週のことはフラストレーションがたまるし、ひどいものだが、われわれは皆、その影響を受けやすい。何かをしたときにミスは犯すもので、それがフィールド上の時間を失わせ、仕事を失わせ、いろいろなことに影響し、私はそれらすべてに責任を負う」

先週、『USA Today(USAトゥデイ)』とのインタビューの中で、ペイトンHCはハケットのブロンコス運営を批判。ハケットは昨年のブロンコスで4勝11敗を記録し、シーズンが終わる2週前に解雇された。そのシーズンがハケットにとって、ブロンコスHCとしての唯一のシーズンだった。

火曜日に報道陣と話した際、ハケットがデンバーで起こったことから逃避することはなかったが、すでに新章となるニューヨークで前進する準備はできている様子だった。ジェッツはシーズン第5週にデンバーへと飛ぶ。

「言い訳はしない。それが今、われわれがニューヨーク・ジェッツでやっているやり方であり、私がこれまでに住んだすべての場所でやってきたこと。言い訳はなしだ。それらすべてを認める。そういう発言があったのは残念だったが、起こってしまったからね。むしろ、それが今起こったのは驚きだったかもしれない。そういうことはシーズン第5週に起こると思っていた。そうならなくて、ありがたいくらいだ。ある人々がどう感じ、考えるかについて、われわれは理解している。一筋の希望の光というものは、いつでも探せるものさ」

「この組織、選手たち、コーチたち、サラー(ロバート・サラー/HC)、組織の全体、ウッディ(ジョンソン/オーナー)、ハイミー(エルハイ/社長)、ゲルファンド(エリック・ゲルファンド/取締役)、その全員が信じられないくらい素晴らしかった。そういうことがこのチームを一つにまとめてくれるし、最近にコーチしていた昔の選手たちの意見も聞くことができる。そういうことで、自分が特定の理由でこれをやっていることが認識できるんだ。このゲームへの愛、教えることへの愛、人々が成長していくのを見ることへの愛だ。浮き沈みはある。高くなりすぎず、低くなりすぎずだよ。こういうすべてを、愛さなければならないんだ」

ハケットOCはペイトンHCから謝罪のための連絡はないと話している。ペイトンHCから謝罪の連絡はこないと予測するハケットOCは、「彼とは会ったことがない」とつけ加えた。

ペイトンHCは先週、ブロンコスの記者に対して、どこかの時点でジェッツに連絡を取るつもりだとコメント。また、USAトゥデイに対する発言については後悔していると語っている。

ハケットOCは「それは私についてじゃないんだ。このゲームは1人でやるものじゃないんだから」とし、こう続けた。

「誰が何を言っても気にしない。このチームにはアーロン・ロジャースという本当にクールな選手がいる。ものすごく優秀なフットボールプレーヤーで、人間としても優れている。でも、アーロンの素晴らしさは、彼が多くの人を知っているという点だ。私は1人のコーチとして、自分の役割が何であれ、あらゆる部分でうまくコントロールできるのは、自分がやることだけだと分かっている。だから、1人の問題ではない。時には必要のない発言がされるものだが、それがチームを一つにまとめてくれるわけで、それは素晴らしいことだと思う」

2023年シーズン開幕を前に事態が落ち着いたとしても、ハケットOCについてのペイトンHCの発言は、シーズン第5週が近づいたときに再び話題になるはずだ。

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