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先発QBはジョーンズか否か、“全員が競争中”とペイトリオッツHCベリチック

2023年08月03日(木) 16:07


ニューイングランド・ペイトリオッツのマック・ジョーンズ、ビル・ベリチック、ベイリー・ザップ【NFL】


ニューイングランド・ペイトリオッツの先発クオーターバック(QB)としてのマック・ジョーンズの地位についての騒動を一掃する機会を与えられた際、ヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックは、彼らしい典型的な返答をし、何も確定せず、オフシーズン中の長い物語に新たな燃料を注いだ。

ジョーンズとベイリー・ザップとの間で先発QBの座を争うオープンな競争があるのかと具体的に尋ねられたところ、ベリチックはすべての選手が競争していると答えた。

現地1日(火)、ベリチックはチーム公式の記者会見で「全員がここで競争している。90人全員がそうだ」と述べ、こう続けている。

「私たちがここにいる理由は全員で競争するためだ」

その後、ジョーンズが必ずしもペイトリオッツの先発QBではないのかと聞かれると、ベリチックは「全員がここで競争している。全員がここで競争する、それがみんなのしていることだ」と応じた。

プロボウルに選ばれるという有望なルーキーシーズンを経て、ジョーンズは2022年にはケガとオフェンス陣の混乱に見舞われた。

ペイトリオッツが正式に攻撃コーディネーター(OC)を任命しなかったため、マット・パトリシアとジョー・ジャッジが大部分を担当したのだ。

ジョーンズは14試合出場し、先発として6勝8敗、タッチダウン14回、インターセプト11回、試合あたり214パスヤードを記録。一方、ザップは先発として2勝0敗をマークし、4試合出場でタッチダウン5回、インターセプト3回、試合あたり195.3ヤードを投げて、ファンを興奮させた。

ジョーンズは“新たなスタート”に興奮を示し、昨年の学びを受け入れた。ビル・オブライエンを新たなOCとして迎え入れることも受け入れている。それはベリチックも同様だ。

ベリチックは「ビル(・オブライエン)と一緒に仕事をするのは素晴らしい」と月曜日にチームの公式な発表を通じてコメントし、こう続けた。

「非常に経験豊富なコーチで、ゲームのすべての側面に対して深い理解力を持っている。彼はHCを務めており、前回とは違う状況だ。OCであるだけでなく、あらゆる種類のことを経験している。だから、彼が持ってきてくれるのはたくさんの経験と自信だ。ビルを迎え入れることは素晴らしい」

ただし、ペイトリオッツのハドルでオブライエンOCがどの選手に向けてプレーを呼びかけるのかは未定かもしれない。

ベリチックは先発のポジションをめぐる競争については確定も否定もしなかった一方、そのポジションにおける決断の火種を煽っている。それにもかかわらず、ベリチックは同時にジョーンズに対して称賛の言葉を述べ、ジョーンズはチームが与えるオフシーズン賞を受賞した1人となった。

「彼(ジョーンズ)は良いオフシーズンを過ごした、本当に良い」とベリチックはジョーンズについて語る。「だから彼は表彰された。フィールド内外での参加と成果があるよ」

ペイトリオッツのクォーターバック問題は8月まで持ち越された。

【KO】