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パスラッシャーのエンガーコエがベアーズと1年14億円で契約

2023年08月04日(金) 13:35


インディアナポリス・コルツのヤニック・エンガーコエとデンバー・ブロンコスのラッセル・ウィルソン【AP Photo/Jack Dempsey】


フリーエージェントにとどまっていた中でトップクラスのパスラッシャーであるヤニック・エンガーコエが、次の行く先を定めた。それはシカゴだ。

プロボウルに選ばれたことのあるディフェンシブエンド(DE)エンガーコエとシカゴ・ベアーズが1年1,050万ドル(約14億9,645万円)の契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地3日(木)の夜に伝えた。

5シーズンで6つ目のチームに向かうエンガーコエだが、ベアーズは2022年にNFL最低のサック20回にとどまっており、いくつかの穴が空いた状態のパスラッシュ陣をエンガーコエがすぐに改善にすることが見込まれている。

ランに対しては苦戦してきたエンガーコエだが、キャリア開始以来、7年連続でサック8回以上を記録してきた。

どんなジャージーを身に着けていようと、エンガーコエ――ジャクソンビル・ジャガーズで4年プレーした後に、ミネソタ・バイキングス、ボルティモア・レイブンズ、ラスベガス・レイダースへと移り、昨シーズンはインディアナポリス・コルツでプレー――はクオーターバックに食らいついてきた。

グレッグ・ローゼンタールが選ぶフリーエージェントトップ101で27位につけていたエンガーコエは、オフシーズンに入ってから“安定したホーム”を探していると話していた。

1年契約からすれば、シカゴが長きにわたるホームになるわけではないのかもしれない。しかし、28歳で戦うこのシーズンに、まだ違いを生み出せる選手であることを証明するチャンスが与えられている。

シカゴはその守備陣にフリーエージェントを通じてトゥルメイン・エドモンズ、T.J.エドワーズを加えており、他には新人の2巡目指名選手であるタイリーク・スティーブンソンもいる。エンガーコエはすぐに先発ラインアップに加わると見られており、逆サイドはデマーカス・ウオーカーか、トレビス・ギプソンということになりそうだ。

いろいろな出来事が起こっているベアーズのオフシーズンはまだ終わっていない。エンガーコエがイリノイ州レイクフォレストに向かい、トレーニングキャンプに合流しようとする中で、ヘッドコーチ(HC)マット・エバーフラスはカリル・マックとロバート・クインを失った穴を埋めるための、破壊力のある選手を求めている。

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