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ジェッツQBウィルソン、HoFゲームでのQBロジャースのコールを称賛

2023年08月05日(土) 00:17


ニューヨーク・ジェッツのザック・ウィルソン【AP Photo/Sue Ogrocki】


ザック・ウィルソンのホール・オブ・フェイムゲームへの出場は3回のドライブ、11プレーと短時間に終わり、その後ベテランバックアップQBのティム・ボイルと交代した。ニューヨーク・ジェッツはクリーブランド・ブラウンズに21対16で敗れている。

ウィルソンは第3ダウンでスクランブルしようとしてスリップし、最初のドライブをスリーアンドアウトで終えた。次のドライブで彼はきれいなディープショットを投げ、宙を40ヤード飛んだボールはワイドレシーバー(WR)マリク・テイラーの57ヤードキャッチになった。しかし、残念ながらこのドライブはフィールドゴールという尻すぼみに終わっている。

試合後、ウィルソンはディープショットをコールしたQBアーロン・ロジャースをたたえた。

「ああ、アーロン・ロジャースの素晴らしいコールだった」とチーム公式コメントでウィルソンは言っている。「あの場で彼に感謝せずにはいられなかったよ。下がってからフィールド深くにショットを放った。対戦相手を選ぶ感じだ。向こうはシングルセーフティの状態だった。味方がどこで勝ち、引き離せるかを確認できてプレシーズンとしては最高だったよ。マリクはトレーニングキャンプを通して素晴らしい仕事をしていたから、彼を選んだんだ。コーナーとの対戦も良かった。彼はうまく競り勝ってくれたよ」

このビッグパスがウィルソンの成果の大部分となった。彼は5回中3回のパスを成功させ、65ヤードを獲得。ジェッツのバックアップQBの状況を示唆するかのように、これでも彼はチーム内でベストとなっている。

ウィルソンにとって今季は極めて重要なシーズンだ。それは元全体2位指名の彼に何かが期待されているというよりは、ようやくバックグラウンドで成長の機会を与えられるという意味だ。ロジャースがスポットライトを一身に浴びている間に彼は自身のゲームを磨き、来年とそれ以降に成長して戻ってくることができる。

この日のわずかなプレーからはその進歩を詳しく分析することはできなかったが、ヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーは満足げだ。

「ザックはいい仕事をした。落ち着いていて、ポケットでリラックスしていたし、予定通りにボールを投げていた。確実にここから伸びる」と試合後にサラーHCは語った。

プレシーズンの残り3ゲームでウィルソンにはプレーの機会がたっぷり与えられるだろう。そしてチームは彼がロジャースの代役としてサイドラインに立つ前に彼の成長した姿を見たいと願っている。

「彼は今、われわれがドラフトプロセス等を通じてほれ込んだ自信や勢いを取り戻しているところだ。いい感じだと思う」とサラーは述べた。「前に言った通り、彼はもう一度ルーキーになったんだ。フットワークもすべて変わり、言い回しも変わり、アーロンのクオーターバックとしてのプレー、そしてハケット(攻撃コーディネーター/OC)の指導法も少し変わった。だから学ぶことが多くあり、彼はそれに懸命に取り組んで、とても素晴らしい仕事をしている」

【M】