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ジョナサン・テイラーの状況が不透明な中、コルツがRBケンヤン・ドレイクと契約へ

2023年08月05日(土) 16:58


ボルティモア・レイブンズのケンヤン・ドレイク【AP Photo/Butch Dill】

ジョナサン・テイラーやトレーニングキャンプのケガの状況が不明な中で、インディアナポリス・コルツはバックフィールドに新たな選手を加えるようだ。

現地4日(金)、ランニングバック(RB)ケンヤン・ドレイクがコルツと契約を交わすと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。

テイラーが先週トレードを要求したことを考えると、このドレイクの獲得は大いに注目に値する。現在チームのPUP(故障者)リストにいるテイラーは2020年に入団してからリードラッシャーとしてチームを引っ張ってきており、3年間で合計3,841ヤードを稼ぎ出している。2021年にランでリーグのトップに輝いたテイラーはシーズン前の契約延長を望んでいたが、どうやらコルツとは見解の相違があるようで、彼は新たなチームへの移籍にオープンな姿勢だ。

ドレイクは2016年にマイアミ・ドルフィンズから3巡目指名されてNFLキャリアをスタートし、そこでの4年間の大部分で生産性を見せてきた。アリゾナ・カーディナルスで2020年にキャリアハイの955ランヤードを記録したことが2021年のラスベガス・レイダースとの2年1,100万ドル(約15億5,931万円)の契約につながったが、その年に足首を骨折してしまい、リリースされた。その後ドレイクはボルティモア・レイブンズに拾われて1シーズンをプレーし、482ヤードを獲得している。

そして、5つめのチームに向けて進もうとしているところだ。

これから加わろうとしているコルツのRBルームは昨シーズンにテイラーを除いて365ヤードを超えた選手が1人もいない場所だ。ロースター上のバックで2022年に次点だったのはザック・モスだが、今週初めに腕の骨折の手術を受けており、シーズン第1週のステータスは不明となっている。他にドレイクと並んでラッシングユニットを構成するのはディオン・ジャクソン、ジェイク・ファンクと5巡目指名のエヴァン・ハルを含むルーキーたちだ。

2023年シーズン開幕時にテイラーがいるかどうかが不透明な中で、チームはユニットに厚みを持たせるために新たなピースを加えようとしている。

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