いい時にローガン・ウィルソンはキャリアイヤーを打ち立てた。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートによると、ラインバッカー（LB）ウィルソンとシンシナティ・ベンガルズは4年で最大3,725万ドル（約52億8,037万円）の延長契約を結ぶことで合意したということだ。これには最初の2年間で平均1,120万ドル（約15億8,766万円）を支払う条件も含まれているとラポポートは付け加えた。

1週間後にはベンガルズがグリーンベイ・パッカーズとのホームゲームでプレシーズンのスケジュールを開始するというタイミング。そして1カ月あまりで第58回スーパーボウルの舞台であるラスベガスを目指して走り始めるというタイミングでの契約延長だ。さらに、これからチームの将来計画において最もホットな話題となるクオーターバック（QB）ジョー・バロウの契約延長やワイドレシーバー（WR）ティー・ヒギンズの契約も控えている。

その中でウィルソンはちょうどいい時に長期の契約を取り付けた。2022年に彼はキャリアベストのタックル123回、サック2.5回、ファンブルフォース1回とパスディフェンス4回を記録し、3年間のNFL生活で最高のシーズンを達成した。『Pro Football Focus（プロフットボール・フォーカス／PFF）』もこれを裏付けており、彼にタックルでのグレード90を含む自己ベストのディフェンスグレード（72.7）を与えている。

ベンガルズはキャリア最盛期にいる若いラインバッカーを賢明にも確保した。また、いずれやってくるバロウの契約延長期間に入る前にウィルソンがキャップスペースを占める報酬の大部分を受け取れるようにという対策も打っておいた。

ウィルソン、そしてLBジャメイン・プラットと契約を延長したことで、ベンガルズは2023年以降も先発ラインバッカーたちを維持できることになる。ウィルソンへのコミットメントは彼のプレー品質がこれからも続くという確信の表れでもあるが、4年で最大3,725万ドルという金額は将来的に動かせる予算があまり多くないベンガルズというチームにとって、お手頃な価格でもある。

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