“最も偉大な殿堂入り選手の1人”として知られたいと望むカウボーイズLBパーソンズ
2023年08月07日(月) 12:57先日、2023年組がプロフットボールの殿堂に迎え入れられた中で、ダラス・カウボーイズのラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズはゲーム史に残る偉大な選手の1人としての地位を確立することを目指している。
現地5日(土)、パーソンズは『ESPN』のトッド・アーチャーに「偉大なキャリアについて語るとき、殿堂入りについて語るとき、俺は単に殿堂入りしたいとは思わない。俺はただ最も偉大な殿堂入り選手の1人として知られるようになりたいんだ」と話し、こう続けた。
「何にでもカテゴリーがある。“良い”もあれば“素晴らしい”もあれば、“完ぺき”もある。自分について話されるとき、ただ殿堂入りについて触れられたいわけじゃない。確かにそれは素晴らしい称賛だけど、俺は殿堂入りした選手の中でも最も偉大な選手の1人になりたい」
24歳のパーソンズはNFLでの2シーズンでその実力を証明してきた。2021年AP通信ディフェンス部門年間最優秀新人賞を受賞したパーソンズは、プロボウルとオールプロのファーストチームにそれぞれ2回選出されている。3シーズン目を迎えようとしている中で、パーソンズはこれまでと違ったアプローチで準備を進めてきた。オフシーズンに“バルクアップを図っている”ことを認めたパーソンズは今年、255ポンド(約116kg)でプレーすることを目指している。
パーソンズはキャリアの最後にゴールドジャケットを手に入れることを強く望んでおり、カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズは殿堂入りのセレモニーに先立ち、『Hall of Fame Saturday(ホール・オブ・フェイム・サタデー)』で『NFL Network(NFLネットワーク)』のリッチ・アイゼン、スティーブ・ワイチ、カート・ワーナーに対し、パーソンズとクオーターバック(QB)ダック・プレスコットの両選手は将来的にカントンで殿堂入りを果たす可能性があると述べた。
この週末、デマーカス・ウェアとチャック・ハウリーという2人の元カウボーイズ選手が殿堂入りしている。カウボーイズで9シーズンにわたってプレーし、そこでフランチャイズ歴代トップとなる通算サック数(117回)を記録したウェアは、キャリア通算で138.5回のサックを記録したのちにデンバー・ブロンコスで現役生活を終えた。
パーソンズはウェアのことを「スタンダードを築いた人について話そう。サック20回のシーズン。つまり全盛期で完全に支配し、正しい形で去った人だ」と語っている。「彼のために、これ以上ないほど興奮している。彼は第一候補だと思っていた。俺が尊敬している人だ。彼のIQときたら。フットボールについて話すときはいつもそれを感じる。彼がやってくる日には多くのことを学んできた。彼はそのルームを自分のものにするんだ。ハンドワークや技術面、安定性について話すとき、彼はその典型となる存在なんだ」
2023年、パーソンズはウェアの指導を頼りに、カウボーイズをスーパーボウルに導くことが期待されている。将来、パーソンズは恩師からドアをノックされるかもしれない。
【RA】