ベアーズへの加入に満足しているDEエンガーコエ、「ここに来るのは運命だった」
2023年08月07日(月) 17:00ディフェンシブエンド(DE)ヤニック・エンガーコエはシカゴ・ベアーズに入団する運命にあった――少なくとも、彼はそう考えている。
先週にベアーズと契約したエンガーコエは、その証拠として自分のタトゥーのひとつを指差した。
『Chicago Tribune(シカゴ・トリビューン)』によると、エンガーコエは「ここに来るのは運命だったと感じている。実は、俺の手にはベアー(クマ)のタトゥーがある。それは俺がシカゴ・ベアーになるべくしてなったという証のような気がするんだ」と明かしたという。
エンガーコエがベアーズへの移籍を決断したことは、彼が契約前に挙げていた動機と比較すると、さらに興味深いものとなる。6月、エンガーコエはタイトルコンテンダーと、複数年契約で長期的にとどまることができ、将来が保証されていて家庭を築けるような場所の両方を探していると話していた。
それにもかかわらず、エンガーコエは優勝争いに加わるにはまだ早いベアーズと1年契約を結んでいる。
エンガーコエは間違いなく自分の価値を証明する機会を与えられるだろう。ベアーズのヘッドコーチ(HC)マット・エバーフラスは報道陣に、エンガーコエはすべてのダウンで活躍するディフェンダーとして起用される見込みだと述べている。つまり、エンガーコエはその優れたパスラッシュ能力を試せるだけではなく、質の高いランディフェンダーであることも証明できるということだ。
ランを止める能力を疑っている人々について、エンガーコエは「今年、彼らは目の当たりにするだろう」と強調している。
エンガーコエの加入は、ベテラン、若手を問わず、元からベアーズに所属していた守備選手から歓迎されてきた。セーフティ(S)エディ・ジャクソンは興奮をあらわにしており、「ますます恐ろしくなるばかりだ」と報道陣にコメントしている。
ジャクソンは「才能をどんどん増やしている。才能ある選手や、フットボールを愛してやまない人たちが大勢いるとき、それは火に油を注ぐようなものだ。俺たちは“よし、この調子でどんどんレベルアップしていこう”って感じ。俺たちは今、彼を加えた。“ああ、さらに上がるな”って感じさ。正しい方向に向かっている感じがする」と語った。
最良のシナリオは、エンガーコエが複数年契約を手に入れられるような活躍をして、ベアーズがプレーオフ進出を果たし、フットボール界を驚かせることだろう。より現実的なのは、頻繁に出場機会が与えられることにより、エンガーコエがより期待値の高いチーム――ベアーズも含まれるかもしれない――から2024年に追い求められるだけの価値があることを証明するチャンスを得ることだ。
ともかく、エンガーコエは決して安くはない報酬で雇われている。今はその金額に見合うだけの選手であることを証明することが重要だ。
「一貫して結果を出せているのは恵まれていると思うし、それが、このチームのためにやろうとしていることだ」とエンガーコエは話している。
【RA】