ランニングバック（RB）アルビン・カマーラが3試合の出場停止処分を受けたことから、ニューオーリンズ・セインツはベテランのランニングバックを探している。

現地7日（月）、『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに、フリーエージェント（FA）のRBカリーム・ハントがセインツを訪問する予定だと報道。

第一報を伝えたのは『ESPN』だ。

この4シーズンをクリーブランド・ブラウンズで過ごしていたハントは、そこで49試合に出場して1,874ランヤード、タッチダウン16回を記録している。しかし、17試合に出場した2022年シーズンはキャリー平均ヤードがキャリア最低の3.8ヤードと低迷。その間に彼の爆発力は失われてしまったようだ。

2022年2月にラスベガスで逮捕された暴行事件に端を発する、リーグの個人行動規範への違反で、カマーラが3試合の出場停止処分を受けたことから、セインツはランニングバックのデプスを強化するために市場に乗り出している。カマーラは先月、治安破壊罪に対する不抗争を申し立てた。

また、セインツは土曜日にアキレス腱（けん）を断裂したRBイーノー・ベンジャミンも失っている。

セインツのRBルームには現在、フリーエージェントで獲得されたジャマール・ウィリアムスや、ドラフト3巡目指名を受けたケンドレ・ミラー、ドラフト外フリーエージェントのエリス・メリウェザーがいる。

ハントがセインツに加入すれば興味深い補強となりそうだが、契約したとしても、シーズン第4週にカマーラが戻ってくれば、ハントはRB3となるのが関の山だろう。

今週、セインツのワークアウトに参加する予定のベテラン選手はハントだけではない。

NFLネットワークのマイク・ガラフォロが月曜日に報じたところによると、セインツはベテランのラインバッカー（LB）アンソニー・バーもチームに呼び寄せるという。セインツでは、デマリオ・デービス（ふくらはぎ負傷中）とピート・ワーナーに次ぐLBポジションが手薄となっている。

ミネソタ・バイキングスで8シーズンにわたってプレーした後、2022年にダラス・カウボーイズに移籍したバーは、そこで14試合に出場してタックル58回、ファンブルリカバリー2回、サック1回を記録した。

【RA】