ニュース

オフシーズン中のトレード要請は「少しわがままだった」とバッカニアーズLBホワイト

2023年08月08日(火) 10:26


タンパベイ・バッカニアーズのデビン・ホワイト【Cooper Neill via AP】

タンパベイ・バッカニアーズのラインバッカー(LB)デビン・ホワイトは4月に申し出たトレード要請を撤回しており、もともとチーム側もそれを受け入れるつもりはまったくなかった。

現地7日(月)、トレードを要求して以来はじめてメディアの取材に応じたホワイトは、ジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトとヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズと話し合ってからはバッカニアーズでの将来については安心していると語った。

「俺はただここで長くプレーする選手になりたかっただけなんだ」とホワイトは『Tampa Bay Times(タンパベイ・タイムズ)』に述べている。「ボウルズHCとジェイソン・リヒトと話し合って、どうすればもっとうまくやれるかとか、俺に対する彼らのプランを理解した。今後のことについては合意に達したから俺はこうしてここにいるわけで、今はシーズンに向けて集中している」

『Pewter Report(ピューター・レポート)』によれば、トレード要求が失敗したことを受け、このオフシーズンの取引の進め方を後悔しているかと尋ねられたホワイトは、次のように答えている。

「後悔はしていない。給料をもらえるかという話ではないんだ。このチームにドラフトされた選手として俺はこのプログラムのために尽くしてきた。長期的な選手になりたかっただけだ。たとえば、このチームにずっといるアウトサイドラインバッカー(OLB)のラボンテ・デービッドのように。俺も彼のような選手になりたい。ただ、それを俺が望んだときに実現できなかっただけなんだ。そこで少しわがままになってしまった。まだ5年目のオプションが残っていて、それが有効だと分かっていても」

ホワイトはルーキー契約の5年目を迎え、ベースサラリーは1,170万6000ドル(約16億7,302万円)となる。オフボールラインバッカーの中ではボルティモア・レイブンズのロクアン・スミスが年俸2,000万ドル(約28億5,840万円)でトップに立つ。このオフシーズンのトップフリーエージェント(FA)の一人、トゥルメイン・エドモンズはシカゴ・ベアーズと年俸1,800万ドル(約25億7,256万円)の契約を結んでいる。

バッカニアーズは来年のオフシーズンにホワイトにフランチャイズタグを付けることができ、元全体5位指名のホワイトを少なくともあと2年はチームにとどめることができる。

浮き沈みの激しい4シーズンでホワイトはレギュラーシーズンの62試合に出場し、タックル483回、ファンブルリカバー9回(うち2回はリターンタッチダウン)、サック20.5回、インターセプト1回を記録している。

【R】