現地12日（土）にシカゴ・ベアーズと対戦するプレシーズン初戦で、テネシー・タイタンズのヘッドコーチ（HC）マイク・ブラベルはその業務をアシスタントコーチに引き渡すことになった。

ブラベルHCは月曜日に報道陣に対し、アシスタントヘッドコーチ兼ディフェンシブラインコーチのテレル・ウィリアムスがベアーズと対決するプレシーズン初戦でヘッドコーチの役割を担うことになったと明かしている。

「チームにも、この組織の関係者全員にも伝えたのだが、金曜日から、テレル・ウィリアムスがシカゴ戦でのヘッドコーチとして振る舞うことになる」と述べたブラベルHCは「これは彼にとっても、私たちや関係者全員にとっても素晴らしい機会だ。だから、ビッグT（ウィリアムスの愛称）がそれを担当する」と続けた。

ブラベルHCは試合に参加して準備を手伝うものの、指揮はウィリアムスに譲る。それに伴い、ディフェンシブアシスタントのクリントン・マクミランがディフェンシブラインを統率する予定だ。

ウィリアムスは2018年にディフェンシブラインコーチとしてタイタンズに加入。今オフシーズンにアシスタントヘッドコーチに昇格した。49歳のウィリアムスは1998年にカレッジレベルでディフェンシブラインコーチとしてのキャリアを開始している。NFLに移ってからは、2012年から2014年にかけてオークランド・レイダース（現ラスベガス・レイダース）で、2015年から2017年にかけてマイアミ・ドルフィンズでディフェンシブラインコーチを務めた後に、タイタンズに加わった。

プレシーズンゲームでウィリアムスにヘッドコーチを務める機会を与えることは、ブラベルHCによる素晴らしい行動だと言えよう。これにより、長年アシスタントを務めてきたウィリアムスは経験を積む機会を得られるはずだ。また、その経験は将来ウィリアムスがヘッドコーチの面接を受ける場合に役立つ可能性がある。

【RA】