FAのLBトレイ・フラワーズが古巣ペイトリオッツに帰還
2023年08月09日(水) 10:01プレシーズン開幕を目前に控えた現在も、フリーエージェント(FA)のエッジラッシャーの獲得をかけた椅子取りゲームのような状態は続いている。
現地8日(火)朝、ニューイングランド・ペイトリオッツがラインバッカー(LB)トレイ・フラワーズと契約すると、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話をもとに報じた。NFLネットワークのトム・ペリセロによると、チームはこのニュースを正式に発表した後にフラワーズをPUP(故障者)リストに登録したという。フラワーズはいつでもアクティブ登録されることが可能だ。
もうすぐ30歳になるフラワーズは、月曜日にペイトリオッツのワークアウトに参加。
2015年ドラフト4巡目でペイトリオッツから指名されたフラワーズは、フォックスボロに戻る形となる。
ペイトリオッツでスーパーボウル制覇を2度経験した後、フラワーズは2019年にデトロイト・ライオンズと大型契約を締結。かつてペイトリオッツの守備コーディネーター(DC)を務めており、当時はライオンズのヘッドコーチ(HC)となっていたマット・パトリシアと合流した。5年9,000万ドル(約128億8,377万円)の契約が功を奏することはなく、ライオンズはケガが相次いだ3シーズンを経てフラワーズをカット。その間にフラワーズはサック10.5回(7試合に出場した2021年シーズンに記録した1.5回を含む)を記録した。
フラワーズは2022年にマイアミ・ドルフィンズで4試合に出場したが、その後に足のケガで故障者リザーブ(IR)に置かれている。
今回、フラワーズはかつて全盛期を過ごしたペイトリオッツに戻ることになった。木曜日にヒューストン・テキサンズと対決するプレシーズン初戦を前に、ベテラン選手であるフラワーズはペイトリオッツのディフェンシブラインに厚みを与えるはずだ。
ジャスティン・ヒューストン(カロライナ・パンサーズ)、ヤニック・エンガーコエ(シカゴ・ベアーズ)に続き、フラワーズは次の加入先を見つけた最新のベテランFAエッジラッシャーとなっている。
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