バイキングスが2023年シーズンを通して殿堂入りHCのバド・グラントを称える
2023年08月09日(水) 11:50ミネソタ・バイキングスは今シーズンを通して、チーム史上最も功績を残したヘッドコーチ(HC)バド・グラントの生涯を称える予定だという。
バイキングスはホームで迎える開幕戦で“バド”とサインされたワッペンをクラシックユニフォームに装着し、残りのシーズンも同様のステッカーをヘルメットに付けて戦う。
現地8日(火)に発表した声明の中でチームは次のように述べている。
「ミネソタ・バイキングスのオーナー兼社長であるマーク・ウィルフは本日、2023年のレギュラーシーズンを通してバド・グラントを追悼すると発表した。その一環として、チームは“バド ”のサイン入りワッペンが付いた新しいクラシックユニフォームを着用して、9月10日(日)のタンパベイ・バッカニアーズとのホーム開幕戦に臨む。残りのシーズン中は同じサインのステッカーを貼ったヘルメットを着用する」
3月に95歳で亡くなったグラントは、1967年から1985年まで18シーズンにわたってバイキングスの指揮を執り、クオーターバック(QB)のフラン・ターケントンや“Purple People Eaters(パープル・ピープル・イーターズ)”の愛称で知られたディフェンシブラインなど、レジェンド選手たちの強力なリーダーとして活躍した。
「バドを称えて。バイキングスは殿堂入りヘッドコーチのバド・グラントの功績を称え、シーズン第1週はジャージにワッペンを、それ以降はヘルメットにステッカーを付けて戦う」
グラントがバイキングスのヘッドコーチを務めた間にチームは歴史上最も成功した時代を築き上げた。バイキングスを通算158勝96敗5分の戦績に導き、すべて敗戦に終わったものの、1969年からの8年間でスーパーボウルに4回出場している。
12回のポストシーズン進出と11回のディビジョン優勝を誇るグラントは、1994年にプロフットボールの殿堂入りを果たした。
昨シーズンに今世紀2度目となる13勝を挙げたバイキングスは今年、グラントのサインをユニフォームにあしらい、彼の規律と気概からインスピレーションを得ることで結果を残すことができるかもしれない。
NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区では長らく優勝候補に挙げられてきたバイキングスだが、名コーチが最後にチームを導いた1976年以来、スーパーボウルには出場していない。
2023年にバイキングスがどこまで勝ち進もうとも、彼らは常にグラントを身近に感じていることだろう。
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