ジャガーズ戦での活躍で“大きな自信”を得たカウボーイズRBヴォーン
2023年08月14日(月) 10:31身長約165cm、体重約82kgのランニングバック(RB)ディース・ヴォーンは初めて出場したNFLのプレシーズンゲームでダラス・カウボーイズに大きな影響を与えた。
現地12日(土)、カウボーイズの新人RBであるヴォーンは28対23で敗れたジャクソンビル・ジャガーズ戦の後半で主要な役割を担った。
14対7とリードを許している状況で第3クオーターを迎える中、ヴォーンは参加した2回のドライブで優れたプレーを発揮。フィールドゴールで終わった最初のドライブではタッチ6回を記録。2回目のドライブでもランとパスの両方で活躍してタッチ5回を記録し、最後は4ヤードのタッチダウンランで締めくくった。そのおかげでカウボーイズはリードを手にし、16対14で第4クオーターに突入する。
ヴォーンはチーム公式サイトのニック・ハリスに「言葉にするのは難しい」と話し、こう続けた。「全部を自分の手柄にすることはできない。フロントのみんなは試合中ずっと全力でブロックしてくれていた。プレシーズン初戦でエンドゾーンに到達できたのは、ドラフト前から積み重ねてきた努力の証だ」
ヴォーンの夜は成功を収めた後に終わった。ヴォーンはキャリー8回で50ヤード(キャリー平均6.3ヤード)、タッチダウン1回を記録し、俊敏性と方向転換する能力を見せつけている。
『The Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』のマイケル・ゲールケンによると、ヘッドコーチ(HC)のマイク・マッカーシーは「彼は転がり込んでいって、他の選手たちと同じように、概念的にすべてを実行した。それが彼について多くを物語っていると思う。彼は素晴らしい夜を過ごした。NFLへの素晴らしい導入だった」と述べたという。
2023年NFLドラフト6巡目指名を受けたヴォーンは、初めて出場したプレシーズンゲームから多くのものを得たと語った。
「大きな自信だ」と強調したヴォーンは「初めてNFLの試合に出場するときは、疑問符がつくものだ。カレッジじゃないから、スピードに乗れるか、成功できるか、疑問に思ってしまう。今回は大きな自信を得られたけど、これがプレシーズンゲームに過ぎないことも理解している」と続けた。
好調なデビューを飾ったヴォーンはすでに、8月19日(土)に行われるシアトル・シーホークス戦でフィールドに戻り、さらなる成長を遂げることを目指している。
ジャガーズ戦を終えた後、ヴォーンは「戻りたいと思うようなことがいくつかあった。練習はそのためにあるし、その週の仕事でまた努力して、次のプレシーズンゲームに備える」とコメントした。
数週間後に2023年シーズンが開幕するまでに、カウボーイズはヴォーンがプロボウルに選出された経歴を持つRBトニー・ポラードのバックアップを務められるかどうかを、より多くの映像で評価できるようになっている。
【RA】