ベアーズWRジョーンズJr.、プレシーズン初戦でのパントキャッチミスを反省
2023年08月16日(水) 13:55昨年、レシーバー陣が弱点だったシカゴ・ベアーズはドラフト3巡指名のワイドレシーバー(WR)ヴェラス・ジョーンズJr.が頭角を現すことを期待していた。しかし、それは実現しなかった。このオフシーズンのアップグレードにより、2年目のワイドアウトのジョーンズはプレータイムと2023年のスペシャルチームでの役割を求めて戦うことになる。
しかし、現地12日(土)に行われたテネシー・タイタンズとのプレシーズン初戦でのスタートは、かんばしくなかった。ジョーンズは第2クオーターにパントのバウンドを許すという大きなミスを犯す。ジョーンズは相手ディフェンダーにヒットされながらボールを拾おうとして、ボールを落とし、ターンオーバーにつながった。
ジョーンズは月曜日、『Chicago Sun-Times(シカゴ・サンタイムズ)』紙に「問題は意識と賢明な判断だ」とパントのキャッチミスについて、こうコメントした。
「毎週、キャンプ中ずっと、スタジアムでの練習時を含め、しっかりとキャッチし、ボールの感触をつかむいい仕事をしてきた。ただ、俺は競争心を持っているけれど、もっと賢いプレーをする必要がある。それは他人に証明するためではなく、自分自身のためだ」
ジョーンズはルーキー時代にもファンブルが問題だった。ジョーンズは昨年のプレシーズンでは最初のタッチを失敗し、レギュラーシーズンでは3回ファンブル。昨シーズン、パントを5回リターンしただけで、そのうち2回をキャッチミスし、両方とも第4クオーターでの敗北につながった。
ジョーンズのルーキーとしてのオフェンスでの貢献はほとんどなく、パスキャッチ9回で103ヤード、タッチダウン1回、ラン7回で107ヤード、ランタッチダウン1回を記録。
ベアーズはオフェンスにスピードを加えるため、26歳のジョーンズをドラフト3巡で指名した。40ヤードダッシュ4.31秒のジョーンズはスピードはあるが、そのスピードが実際のプレーでどれだけ生きるかはまだ証明されるには至っていない。
ジョーンズは今シーズン、D.J.ムーアを筆頭とする新しいレシーバー陣に貢献できると確信している。
「正直なところ、本当のことを言うなら」と言うジョーンズはこう続けている。
「俺はD.J.やチェイス(クレイプール)、(ダーネル・ムーニー)、(エクアニメウス・セント・ブラウン)、ダンテ(ペティス)とルーキーのタイラー(スコット)、など全員を尊敬している。俺は自分の得意分野を知っているし、ボールが俺の手に渡ったとき、俺がどれほど特別かコーチ陣も知っていると確信している」
土曜日に実施されたプレシーズンゲームでは、ジョーンズはオフェンスのスナップ34回(61%)でプレーし、1回のターゲットでキャッチ1回、6ヤードを稼いだだけだった。
ロースターの座を争う選手のように見えるジョーンズだが、本人はスタッフが「俺というタイプの選手を知っている・・・彼らは俺が何をできるのかを知っている」と信じている。
「昨年はプレータイムがあまり多くなかったが、俺のプレーの片りんを見せた」と言うジョーンズは「十分な時間があったわけではないが、ちょっとした経験を得ることができた。自分の能力はわかっているし、このチームでは間違いなくユニークな選手だ」とつけ加えた。
2年目を迎えるジョーンズは、ユニークなスピードをもたらすかもしれないが、ベアーズはそれを実際のプレーに生かす必要がある。そして、ジョーンズが何らかの役割を得るには、スペシャルチームでのターンオーバーを完全に排除しなければならないだろう。
【KO】