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バッカニアーズWRゲージが膝を負傷、今季絶望か

2023年08月17日(木) 11:15


タンパベイ・バッカニアーズのラッセル・ゲージ【NFL】

現地16日(水)、タンパベイ・バッカニアーズのワイドレシーバー(WR)ラッセル・ゲージがニューヨーク・ジェッツとの合同練習中に壊滅的なケガに見舞われた可能性がある。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロが状況を知る人物の話をもとに報じたところによると、ゲージは非接触で膝を負傷しており、検査を受けるにあたって、この深刻なケガによってシーズン終了になると見られているとのこと。

練習中に負傷したゲージは、カートに乗せられてフィールドを離れる前に明らかに動揺している様子を見せていた。

バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズは練習後に、ゲージが“かなり深刻な”ケガに見舞われたと認めている。

ボウルズHCは報道陣に「彼の幸運を祈っている」と述べ、「トラックに座っている様子から察するに、おそらくかなり悪いことが起こったのだろう。私たちは彼に思いを寄せており、どうなるか見守っていくつもりだ」と続けた。

検査で初期診断の通りだと確認されれば、ゲージにとってもバッカニアーズのWR陣にとっても痛手となるだろう。

マイク・エバンスやクリス・ゴッドウィンと並ぶ第3の脅威となるべく、現在27歳のゲージは2022年にバッカニアーズと3年3,000万ドル(約43億9,253万円)の契約を締結。昨季はうまくいかず、しつこいケガに悩まされ、安定性を欠いていたゲージの記録は13試合に出場して426ヤード、タッチダウン5回というものだった。

今オフシーズン、ゲージはバッカニアーズにとどまるために契約を再編。基本給から300万ドル(約4億3,925万円)がカットされたものの、700万ドル(約10億2,492万円)が保証され、差額はインセンティブで補われる形となった。

ゲージが今季を棒に振ることになれば、バッカニアーズのデプスには疑問符が付くだろう。エバンスおよびゴッドウィンの後ろでは、デビッド・ムーアやドラフト6巡目指名を受けた新人のトレイ・パーマー、デブン・トンプキンス、ケイロン・ガイガーがゲージの代役候補となっている。

【RA】