TEアントニオ・ゲイツがチャージャーズの殿堂入りへ
2023年08月17日(木) 12:20NFL屈指のタイトエンド(TE)がロサンゼルス・チャージャーズの殿堂入りを果たすことになった。
アントニオ・ゲイツは12月10日(日)に行われるデンバー・ブロンコス戦のハーフタイムで、キャリアの全てを過ごしたチャージャーズから正式に表彰される。
チームが発表した声明の中でオーナーのディーン・スパノスはこう述べている。
「これまで何度も言ってきたように、アントニオはチャージャーズ史上最も偉大な選手の一人であるだけでなく、NFL史上最も偉大な選手の一人だ。それは彼が引退した当時も今も変わらない。年月が経ち、ゲームが進化し続けるにつれ、アントニオが現代のNFLとチームがタイトエンドを活用する方法に与えた影響を感じずにはいられない。ケレン・ウィンズローが数十年前にこのポジションを永遠に変えたように、アントニオは21世紀のタイトエンドとは何かを再定義した。フィールドの内外を問わず、彼のチームへの貢献は殿堂入りに値するものだ。これは私にとって、いつも単なる形式的なものだった。今年の12月にSoFiスタジアムで彼を称えた後、カントンでもう一度称えられることを楽しみにしている」
2003年にドラフト外フリーエージェント(FA)としてチャージャーズに入団したゲイツは、目立たない選手から、タイトエンドとしてはNFL歴代最多となる116回のタッチダウンキャッチを記録するまでに成長した。爆発的なタイトエンドとして知られるゲイツはチャージャーズで16シーズンにわたってプレーし、その間にチームはサンディエゴからロサンゼルスに拠点を移している。8度のプロボウルと3度のオールプロ、そしていずれもタイトエンドとしては歴代3位となるレシーブ955回と1万1,841ヤードを記録し、2018年に現役を引退した。
ゲイツはNFLの2000年代オールディケイドチームにも選出され、すでにチャージャーズの50周年を記念するオールタイム・チームのメンバーにも選ばれている。
ルーキーイヤーを除いてコンビを組み続けたクオーターバック(QB)のフィリップ・リバースとともに、ゲイツは2004年から2009年にかけての6年間で5回のポストシーズン進出を果たすなど、チャージャーズ史上最も成功を収めた時代のひとつに欠かせない存在だった。
「彼は間違いなくこのゲームをプレーした中で最も偉大なタイトエンドの一人だ」とリバースはゲイツが引退した当時に語っていた。「彼はピボット3と7のルートの名手だ。他のルートも全部うまかった。彼はいずれ殿堂入りするだろうし、それにふさわしい」
ゲイツはチャージャーズにとって41人目の殿堂入り選手となる。
ゲイツのすでに長く、そして増え続ける功績のリストにいずれこの偉業も加わることは分かり切っていたことだが、彼はプロフットボール殿堂入りの資格を得た最初の年にそれを果たすことになった。
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