ニュース

練習中に起こったケンカについて語るカウボーイズSカース

2023年08月18日(金) 12:38


ダラス・カウボーイズのジェイロン・カース【AP Photo/Chris O'Meara】

現地16日(水)、カリフォルニア州オックスナードで何週間も対戦練習を重ねてきたダラス・カウボーイズの面々がトレーニングキャンプで感情を爆発させた。

今オフシーズンに合同練習を行っていないカウボーイズでは、南カリフォルニアからの出発前最後のトレーニングでチームの攻撃陣と守備陣が対立した。

チーム公式サイトによると、ベテランセーフティ(S)ジェイロン・カースは練習後に「俺たちは32チームの誰からも文句を言われねえ。誰からもな。自分たちのオフェンスか、次のオフェンスだ。俺たちは自分たちがこの分野で一番優れているということを示そうとしているから、そりゃピリピリするさ。日曜も月曜も木曜も、配置につけばピリピリするものだ」と話したという。

最初の騒動はドリル中にオフェンシブラインマン(OL)ブロック・ホフマンとディフェンシブエンド(DE)サム・ウィリアムズの間で始まり、センター(C)タイラー・バイダスがホフマン側についてウィリアムズを芝生にたたきつけたことが大きな混乱に発展した。

1回目の乱闘後、守備コーディネーター(DC)ダン・クインが事態を落ち着かせたが、穏やかな状況は長続きしなかった。

次の衝突はラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズとバイダスの間で起こっている。クオーターバック(QB)ダック・プレスコットになだめられる前に、パーソンズはバイダスのヘルメットに向かって少なくとも2発のパンチを浴びせた。

「ああ、あれが必要だったんだ」とパーソンズは振り返っている。「彼らをよりよくするためにここにいる。俺は大義のために自分を追い込むし、結局、俺が自分を追い込むことは彼らの成長にもつながる。誰とぶつかったって関係ない。タイロン(スミス)だろうが、ザック(マーティン)だろうが、タイラー(スミス)だろうが、関係ない。誰でもやり込めるつもりだ」

「それは彼らをよりよくするだけだ。チャンピオンシップはここから始まる――このキャンプからな。目標は力を引き出して仲間意識を高めて団結することだ。結局のところ、目標は1つしかない」

ヘルメットを殴った後も手は問題ないとパーソンズは明かしている。

同じチームの選手同士でも、キャンプ中に感情が爆発することは珍しくない。特に、怒りを発散できる相手が他にいない場合、最高の選手であっても日々の苦労は負担になるものだ。

カースは「オックスナードでの最後の日だし、たぶん仕方なかったんだ。いずれにせよ、いい争いだし、9月10日になれば、オフェンスもディフェンスも他のチームと対峙することになる。相手は俺たちがもたらすものを受け止めなきゃいけなくなるだろう」とコメントしている。

現地9月10日(日)の対戦相手はニューヨーク・ジャイアンツだ。

【RA】