NFLで7シーズンを過ごしたLBジャックがイーグルスに引退の意向を表明
2023年08月21日(月) 09:57ラインバッカー(LB)マイルズ・ジャックがフィラデルフィア・イーグルスでの在籍期間を2週間で終わらせ、NFLでの7シーズンを経てそのキャリアに終止符を打とうとしている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地20日(日)朝に報じたところによると、28歳の誕生日を数週間後に控えているジャックがイーグルスに引退の意向を伝えたという。
ジャックはこれまでにレギュラーシーズンで103試合に出場し、タックル617回、サック6.5回、インターセプト3回、フォースドファンブル2回、タッチダウン1回を記録している。
2016年NFLドラフト全体36位でジャクソンビル・ジャガーズから指名されたジャックは、キャリアの大半をそこで過ごし、ほとんどの記録もジャガーズ時代に残した。
大柄なラインバッカーであるジャックが侮れない存在として頭角を現し始めたのは、ジャガーズがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに驚きの出場を果たした2017年シーズンだ。当時、ジャックはキャリア2年目だった。
そのシーズンで全16試合に出場したジャックはタックル90回、サック2回をマーク。ポストシーズンではインターセプト1回、パスディフェンス3回、サック1回、ファンブルリカバリー1回を記録するなど、活躍を見せた。
しかし、ジャガーズはその勢いに乗ることができず、ジャックが在籍している間にプレーオフに返り咲くことはなかった。その後、ジャックは3シーズンで100回以上のタックルを決めたものの、一部の人から期待されていたようなスーパースターにはなれていない。
2021年シーズン終了後にジャガーズから放出されたジャックは、ピッツバーグ・スティーラーズと契約。昨季はスティーラーズの一員として再びタックル100回以上を達成した。
今年3月にスティーラーズから放出されたジャックは、8月6日にイーグルスとの1年契約に合意する前に専門学校へ進むことを検討していたと明かしている。
イーグルスと契約してから2週間が経ち、プレシーズンでのスナップに53回参加したのちにフットボールから離れることを決意したジャックは、専門学校であれ、他の何かであれ、フィールド外で新たな機会を追求する自由を得ている。
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