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プレシーズンの活躍でWRトルバートは自信を深めているとカウボーイズHCマッカーシー

2023年08月22日(火) 11:08


ダラス・カウボーイズのジェーレン・トルバート【NFL】

印象に残らないルーキーシーズンを過ごしたダラス・カウボーイズのワイドレシーバー(WR)ジェーレン・トルバートがプレシーズンに注目を集め続けている。

現地19日(土)に22対14で敗れたシアトル・シーホークス戦において、トルバートはキャッチ4回で66ヤードを記録し、試合をリード。その中にはボディーコントロールの良さと確かな手腕が光るセンセーショナルなキャッチもあった。

試合後、トルバートは「トレーニングキャンプを通して積み上げてきたものの上にさらに積み上げているだけ。成長し続け、プレーに自信をつけ、速くプレーする。試合に出て戦い、実力を見せつけられて楽しかった」と話している。

カウボーイズは2022年NFLドラフト3巡目でサウスアラバマ大学のトルバートを指名。層の薄い昨季のWR陣に即座にプレーメイキング能力をもたらしてくれることを期待しての指名だったが、それは実現しなかった。

トルバートはルーキーシーズンに8試合に出場し、89回の攻撃スナップに参加してキャッチ2回、12ヤードという成績を残している。

そのトルバートが今オフシーズンに印象的な活躍を見せている。土曜日にはクオーターバック(QB)クーパー・ラッシュからのバックショルダーパスに見事に合わせ、シーホークスの先発コーナーバック(CB)マイク・ジャクソンに阻まれていたにもかかわらず、ボールをつかみ取って35ヤードのゲインにつなげた。

「重要だと思ったのはプレーのスピードと、誰よりも速くプレーできることだ」とトルバートは話している。

「自分の読みや調整、自分がすべきだと思うことに対して、断固とした態度を取ること。あまり考えすぎずに、ただそこに出て、快適に、自信を持ってプレーするよう心がけること。それがこの試合から学んだことで、その上で成長し続けていく」

2年目を迎えているトルバートが以前よりも自信をつけていると見ているカウボーイズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーは次のように述べた。

「ああ、つまり、自信が第一だ。それは試合から始まる。ハードワークの成果だと思う。彼は充実したオフシーズンを過ごしていた。チャンスをモノにしている。成長してプレーを生み出している。私はプレーの直感、スクランブルプレー、伸びるプレーを気に入っている。つまり、それが彼の成長を物語っていると思う。彼はクオーターバックと同じ考えを持っているから、素晴らしい夜を過ごしたんじゃないかな」

印象的なオフシーズンを過ごしているトルバートは、カウボーイズの4番手WRの座を手に入れたも同然だと言えよう。シーディー・ラム、マイケル・ガラップ、ブランディン・クックスが先発を務める中、トルバートがいきなり大活躍することはないかもしれないが、負傷者が出た場合はその代わりを務める可能性が高い。トルバートがオフシーズンに見せていたような上昇傾向を続ければ、彼を多くのスナップに参加させざるを得ない状況になっても、カウボーイズ攻撃陣にとっては問題ないだろう。

【RA】