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コルツとの合同練習における“卑劣なプレー”を悔やむイーグルスCケルシー

2023年08月23日(水) 11:36


フィラデルフィア・イーグルスのジェイソン・ケルシー【AP Photo/Matt York】

現地2023年8月22日(火)、誰にとっても驚きではないが、合同練習でケンカが勃発した。

今回の騒動はフィラデルフィアで起きている。フィラデルフィア・イーグルスは木曜日に控えているプレシーズン第3戦を前に、インディアナポリス・コルツとの合同練習を実施。イーグルスの元攻撃コーディネーター(OC)シェーン・スタイケンがコルツのヘッドコーチ(HC)を務めているという事実があるにもかかわらず、火曜日にはハグや握手ばかりが行われたわけではなかった。

セッション中はいくつも乱闘が起こったが、イーグルスのセンター(C)ジェイソン・ケルシーが推定50ヤードを疾走してコルツのラインバッカー(LB)ザイール・フランクリンに攻撃したのは最も大きな騒動となった。ケルシーはそれをのちに“卑劣なプレー”と表現している。

ケルシーは反省の色を見せながら「自分の感情に負けてしまった」と報道陣に話し、こう続けた。「ああいうことをフィールドでするのはふさわしくないし、ああいうレベルに達してしまったのはちょっと恥ずかしい。いい気分じゃないのは確かだ」

「あそこにいた選手たち、特に44番のザイールを高く評価している。彼はとんでもない選手だと思う。あの日、彼らはたくさんの刺激をもたらしてくれ、それによって練習が激しいものになった。最後は俺の対応が悪かったと思っている」

練習セッション後に報道陣に対応した際、フランクリンは起きたことをあまり気にしていない様子を見せた。

『CBS4 Indy(CBS4インディ)』によると、フランクリンは「少なくともOG(オフェンシブガード)はちゃんと俺の目を見てくれると思っていた・・・だけど大丈夫。木曜日に彼らの目を見るチャンスがあるかもしれない」と語ったという。

キャンプの練習、特に合同練習の場でケンカが起こるのは珍しいことではない。競争的で、野蛮な側面をはらむスポーツにおいて、このような対立は起きてしまうものだ。誰も点を取るような状況でなければなおのことだろう。

NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)前回王者のベテランリーダーとして尊敬を集めるケルシーが、チームメイトのランニングバック(RB)ケニス・ゲインウェルをかばうために全力疾走で飛び出したのも同じことだ。フランクリンはプレーが終わったと判断された後にゲインウェルに軽くぶつかったと報じられている。

騒動後にフランクリンに謝罪したかと尋ねられたケルシーは「たぶん、今そうするには緊張感が高すぎる」と答えた。

【RA】