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ブロンコスWRジューディがハムストリングを負傷、数週間離脱の見込み

2023年08月25日(金) 12:01


デンバー・ブロンコスのジェリー・ジューディ【AP Photo/Steve Luciano】

デンバー・ブロンコスのワイドレシーバー(WR)陣がまたしても打撃を受けている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが報じたところによると、現地24日(木)に行われた練習中にジェリー・ジューディがハムストリングに中程度のケガをし、9月10日(日)にラスベガス・レイダースと対決するレギュラーシーズン初戦への出場が危ぶまれているという。数週間の離脱が見込まれている一方で、長期的な欠場は避けられるとの楽観的な見方もあると、ラポポートとペリセロはつけ加えている。

ブロンコスのヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンは報道陣に対し、ジューディはケガの程度を調べるためにMRI検査を受けると明かした。

現場にいた複数の記者によると、ジューディはエンドアラウンドラン中にハムストリングと見られる部分をつかんで停止したとのこと。また、NFLネットワークのジェームス・パーマーは、ジューディはカートに乗せられてフィールドを後にする際に明らかに動揺していたと報じている。ジューディはカートから降りて施設に入るときにも手助けを必要としていたという。

深刻なケガであれば、ジューディにとっては大きな痛手となるはずだ。

ブロンコスから2020年ドラフト1巡目指名を受けるも、最初の3シーズンでは爆発的な活躍を見せていないジューディは、今季からペイトンHCのオフェンスで重要な役割を果たすと予想されていた。

ジューディは昨シーズンにレシーブ(67回)、レシーブヤード(972ヤード)、タッチダウンレシーブ(6回)でキャリアハイを更新したものの、それはブロンコスが2020年にシーディー・ラムやジャスティン・ジェファーソンを差し置いて彼を指名したときに想定していたような成績ではなかった。とはいえ、ジューディは2022年シーズン最後の5試合で試合平均91.6ヤードを獲得。それがその間の成績としてNFLで4番目に高かったことは明るい兆しとなっていた。

ペイトンHCが指揮を執るようになってから、ジューディがついにブレイクアウトを果たすことが期待されていた。しかし、ケガの深刻度によっては、それは保留になるかもしれない。24歳のジューディはこの2シーズンに、ケガで合計8試合を欠場している。

ジューディのケガはブロンコスのワイドレシーバー陣がトレーニングキャンプ中に受けた最新の打撃となっている。ティム・パトリックはアキレス腱を断裂。軽度の心疾患と診断されたK.J.ハムラーはウェイバーにかけられている(チームに戻る可能性はある)。ジューディが今回のケガによって複数の試合の欠場を余儀なくされれば、ドラフト2巡目指名を受けたマーヴィン・ミムスがコートランド・サットンの逆サイドで、キャンプで得た以上に重要な役割を担うことになるだろう。

【RA】