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ペイトリオッツと相性抜群のRBエリオット、バックフィールドでRBスティーブンソンとの活躍に期待

2023年08月25日(金) 13:57

ニューイングランド・ペイトリオッツのエゼキエル・エリオット【NFL】

ランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットが入団間もないニューイングランド・ペイトリオッツで、チームのカルチャーとオフェンスにうまく溶け込んでいることは誰の目にも明らかだ。

現地23日(水)にエリオットは「俺のプレースタイルとこのチームのカルチャーを見れば、うまくマッチしているとこが分かるだろう。自分に合っていると思う」と『ESPN』に話している。

「しばらく家にいたから、ここでは活力を与えるような存在になるべきだと思ったんだ。移行は順調だ。チームともうまくいっている。ここのコーチも雰囲気もこのプログラムも気に入った。楽しんでいるよ」

エリオットは最近、衰退するランニングバック市場の象徴となっていた。ダラス・カウボーイズは2019年にエリオットと大型契約を結んだが、年齢とともにパフォーマンスが低下していったため、7シーズンにわたってプレーしたエリオットを今年のオフシーズンにリリースしている。

かつて年俸1,500万ドル(約21億9,225万円)を稼いでいたエリオットは、ペイトリオッツと最低300万ドル(約4億3,845万円)、最大600万ドル(約8億7,690万円)に相当する1年契約を結んだ。

昨シーズンは876ヤード、キャリー1回あたり3.8ヤードと、いずれもキャリアローの数字を記録した28歳のエリオットに、どれだけの力が残っているのかは懸念されるところだ。エリオット自身は外部の評価を気にしていないという。

「外からのプレッシャーが自分自身へのプレッシャー以上になることはない」とエリオットは言う。「だから、誰かに何かを証明するためにフィールドに立つわけではなくて、自分がどんな選手なのかを見せてやるだけさ」

ジークの愛称で親しまれるエリオットは、サードダウンバックであるRBラモンドレ・スティーブンソンに次いでキャリー数を稼ぐことが見込まれ、昨季に12回のタッチダウンを記録して健在ぶりを見せたレッドゾーンでの仕事も多くなりそうだ。リーグ屈指のパスブロック能力を持つエリオットは、ラッシュ以外の場面でも出番を与えられるだろう。

「彼は俺と似たランニングスタイルを持つバックだ」とエリオットはスティーブンソンについて述べている。「だから、きっとお互いに補い合うことができるはずだ」

トレーニングキャンプやプレシーズンで若手選手たちから目立った活躍が見られなかったため、ペイトリオッツはスティーブンソンとペアを組むベテランを必要としていた。エリオットはカウボーイズでは当たり前だった240回以上のキャリーを達成することはないが、ペイトリオッツのオフェンスで十分な役割を与えられることは間違いない。負担が減る分、ジークはキャリアの現段階ではより効果的なランニングバックになれるかもしれない。

【R】