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バッカニアーズCジェンセンが膝のケガでIR入りへ、2023年はプレーせず

2023年08月27日(日) 18:38

タンパベイ・バッカニアーズのライアン・ジェンセン【AP Photo/Alex Menendez】

ライアン・ジェンセンは2023年にプレーしない。

26日(土)、タンパベイ・バッカニアーズのジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトがチームのプレシーズン最後の試合となったボルティモア・レイブンズ戦の最中に、ジェンセンがシーズン終了となる故障者リザーブ(IR)に入ることを発表した。

「俺の(IR入りの)ニュースが今日流れた。つらいよ。このチームの一部になること以上に俺が望むものなんてないのに」とジェンセンは試合後にチームのコメントで言っている。「この組織は俺の人生を変えてくれた。だけど不運なことに膝の状態がいい形に、ポジティブな方向に進んでいないんだ。俺は必死で闘ったよ。このオフシーズンは自分のキャリア全体を通したより努力したかもしれない。それなのに膝が必要な反応をしてくれず、ハイレベルなプレーができる状態にならなかった。最低の気分だけど、俺はこのチームで若手の助けやラインの連中のメンターとなり、チームの一部としてできることを何でもして、フットボールゲームで勝てるように手助けしたいんだ」

ジェンセンは昨シーズンのトレーニングキャンプ初日から膝のケガを抱えてきた。32歳の彼はシーズン終盤の復帰に望みをつなぎ、手術は受けないことを選択。トム・ブレイディの最後のプレーオフでそれを実現しようと懸命に努力したものの、ケガは長引いてしまい、場合によってはこのままキャリア終了となる可能性もある。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはジェンセンがNFLのラストダウンをすでに終えた可能性が高いと報じており、リヒトGMも土曜日の発言で9年目のベテランの結末をほのめかしていた。

「とにかくやれることをやって、膝の改善を目指す」とジェンセン。「医師たちによっていろんな見解があるけど、今の膝の状態だと手術じゃ良くならないらしい。かえって悪化してしまうらしいんだ。俺は闘うつもりだし、この膝を元に戻すためにできることを全部やる」

2020年のバッカニアーズのスーパーボウル優勝に欠かせない存在だったジェンセンは翌2021年にこれまで唯一のプロボウルに選出された。再びロンバルティ・トロフィーを目指す彼の見事な努力は決して当然とみなされるべきではない。

昨年、ジェンセンのケガを受けて先発ラインアップに投入されたロバート・ヘインシーがチームの2023年先発センターになると予想される。

【M】