ドルフィンズWRデイビスがカートに乗せられて退場、ジャガーズとの試合はそのまま終了
2023年08月27日(日) 20:00現地26日(土)、第4クオーターで接触後に倒れたマイアミ・ドルフィンズのワイドレシーバー(WR)デーウッド・デイビスは体を固定され、カートに乗せられてフィールドを去っていった。ドルフィンズとジャクソンビル・ジャガーズの試合は8分32秒を残したまま再開することなく終了した。
デイビスには意識があり、四肢を動かすことができているとドルフィンズは発表している。彼はさらなる検査を受けるためにジャクソンビルのバプティスト・メディカルセンターに運ばれた。
彼の退場後、フィールド中央にドルフィンズのヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルとジャガーズのHCダグ・ペダーソンとオフィシャルが集まり、そこに両チームのNFL選手会(NFLPA)代表者であるジャガーズのブランドン・マクマナスとドルフィンズのクリスチャン・ウィルキンスも加わってゲームをどうするかについて話し合った。数分後、試合を停止することで全体が同意。この時点でジャガーズが31対18でリードしていた。
「今夜はこれ以上フットボールをプレーするべきではないと両チームが同意した」とマクダニエルHCは『Associated Press(AP通信)』を通じて述べた。「疑問の余地なく、それは正しい判断だった」
デイビスはクオーターバック(QB)ジェームス・ブラックマンのパスをキャッチしようとした際にジャガーズのラインバッカー(LB)デクアン・ジャクソンにヒットされて負傷した。2人のヘルメット同士が接触したようで、プレー後にアンネセサリーラフネスのフラッグが提示されている。
デイビスはうつぶせにフィールドに倒れたまま動かず、すぐに両サイドラインの選手とコーチ陣が周囲を取り囲んだ。医療スタッフが彼を固定してからストレッチャーに載せ、カートでフィールドから搬送していった。
ドラフト外フリーエージェントとしてウエスタンケンタッキー大学から契約した24歳のデイビスは2022年にカンファレンスUSAオノラブル・メンションチームに選ばれている。
選手のケガにより途中終了となった2023年のプレシーズンゲームはこれで2試合目だ。先週のニューイングランド・ペイトリオッツとグリーンベイ・パッカーズ戦もペイトリオッツのコーナーバック(CB)アイザイア・ボールデンの負傷によって終了。ボールデンはその後退院し、チームに戻っている。
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