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プレシーズンを終えてジェッツHCサラーがマカイ・ベクトンを先発RTに指名

2023年08月27日(日) 21:06


ニューヨーク・ジェッツのマカイ・ベクトン【Joe Robbins via AP】

ニューヨーク・ジャイアンツに32対24で勝利したニューヨーク・ジェッツのヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーがシーズン第1週の先発ライトタックル(RT)にマカイ・ベクトンを指名した。

数週間前のベクトンの見通しは暗かった。キャンプの途中でジェッツは、シーズン全体はおろか、ベクトンが練習を最後までやり通せるかも確信できずにいた。2020年NFLドラフト全体11位指名のベクトンはルーキーシーズンにレフトタックル(LT)として13試合に先発したが、過去2シーズンは合わせて1試合の先発にとどまっている。

「彼はすべて正しいことをしている。多くのエネルギーを持っている。正しいコミュニケーションを取っている。自分にポジティブな発言を多くしている」とチームコメントでサラーHCはベクトンについて述べた。「トレーニングルームで毎日膝のケアに取り組んでおり、毎日フレッシュでいつでもいける準備をしている。後はそれを続けて、現状に満足してしまわないようにするだけだ。彼は見せるべきものを多く持っている。毎日向上している。膝についても自信をつけてきた。2年ほどプレーしていないので、テクニックをマスターし、ゲームの流れを取り戻すことが重要だ」

ジェッツはできる限りの助けを必要としている。トレーニングキャンプではさまざまなケガが発生して理想の先発5人を並べることができず、オフェンシブラインが不安の種となっていた。

マックス・ミッチェルがライトタックル獲得に失敗した後、ベクトンが練習に戻ってプレーを始めた。土曜日のバッカニアーズ戦では25回のスナップに加わり、先発陣と一緒にクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースを保護。最初のドライブは不安定だったものの、ロジャースは先発オフェンスをタッチダウンドライブへと導いてみせた。

シーズン第1週のバッファロー・ビルズ戦でベクトンが先発ラインアップ入りすれば、彼にとって2021年9月12日以来のレギュラーシーズン登場となる。その短いキャリアで彼は2度にわたって別々の膝のケガでシーズンを終えている。

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