レギュラーシーズン初戦に向けて“一貫性”を求めるパッカーズQBラブ
2023年08月28日(月) 10:39グリーンベイ・パッカーズの面々が次にフィールドに立つとき、レギュラーシーズンのクオーターバック(QB)ジョーダン・ラブ時代が正式に始まる。
現地26日(土)に19対15で勝利したシアトル・シーホークス戦で、パス15回中9回成功、63ヤード、タッチダウン1回を記録したラブは、試合後に報道陣に対し、シーズン第1週のシカゴ・ベアーズ戦に向けての改善点を1つ挙げた。
チーム公式記録によると、ラブは「一貫性。自分自身としても、このオフェンス全体としても、一貫性を持つこと」と話し、こう続けたという。
「ビッグプレーのチャンスがあれば、それを決めなきゃいけない。それは毎日の練習で一貫性を保つことにかかってくるし、それが試合に反映される」
プレシーズンの3試合を通して、ラブはパス33回中21回を成功させて193ヤード、タッチダウン3回、インターセプト0回、パサーレーティング109.8を記録。
土曜日の試合で、ラブが司令塔を務めたのはわずか3回のドライブだった。最初のドライブがフィールドゴールにつながった一方で、3回目のシリーズではパスキャッチャーに対する自信をのぞかせており、それはワイドレシーバー(WR)クリスチャン・ワトソンとの信頼関係が際立つプレー15回、80ヤードのドライブとなっている。ラブはワトソンにバックショルダーのフェードパスを投げて6ヤードのタッチダウンを成功させた。
ヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーはプレシーズン最終戦におけるラブのパフォーマンスについて「まず、単純に彼を見ていると、冷静だったし、普段求めているのと比べると少し長めにボールを持っていたが、それは周りのプロテクションが素晴らしかったからだ。それは完全にクオーターバックから感じるものだから、見ていて本当に勇気づけられた」と述べている。
「それから、彼は足を使って外に出てスクランブルし、積極的にヤードを稼いでいた。だから、全体的に見てかなりいい仕事をしてくれたと思っている」
3回のプレシーズンゲームですべて先発したラブは、数週間後にレギュラーシーズンが開幕すれば、さらなる先発機会を手にするはずだ。NFLでの4シーズン目を迎えるラブは、2021年シーズンのカンザスシティ・チーフス戦で1度だけ先発を務めたことがある。初めて先発出場したその試合で、ラブはパス34回中19回成功、190ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回を記録した。
プレシーズンゲームには先発メンバーがそろったオフェンスで臨んでいなかったにもかかわらず、パッカーズ攻撃陣が今シーズンに相手ディフェンスの先発組を悩ませることに自信を持っていると語ったラブは、次のようにコメントしている。
「今シーズンはそれが試されることになると思うけど、現時点でオフェンスに自信を抱いている。すべてのビッグプレーを成功させて、一貫したプレーができるようになれば、俺たちを止めるのは難しくなると思う」
【RA】