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テキサンズが全体2位指名のQBストラウドをシーズン初戦の先発に

2023年08月28日(月) 14:42


ヒューストン・テキサンズのC.J.ストラウド【AP Photo/Steven Senne】

2023年NFLドラフトの全体2位で指名された選手が、ヒューストン・テキサンズのナンバー1クオーターバック(QB)に指名された。

現地27日(日)にプレシーズン最終戦であるニューオーリンズ・セインツとの試合を終えた後、テキサンズの新人ヘッドコーチ(HC)であるデミコ・ライアンズが、ルーキーのC.J.ストラウドが2023年シーズン初戦でチームの先発QBを務めると発表した。

試合後の記者会見でストラウドは「努力し続けなきゃ。恵まれているのは間違いないし、努力で手に入れたものだと思うけど、それと同時に、何かが大きく変わったわけじゃない。これまでと同じように取り組み、これまで以上に努力していく」とコメントしている。

「このリーグでこれだけ若い段階で先発になれるのは恵まれていて、なかなかできることじゃなけれど、コーチたちが俺のことを信頼してくれているのは分かっているし、全力でやっていくさ」

21歳のストラウドに先発職が与えられたのはそれほど驚きではないものの、ライアンズHCの決断にこれまでかかったことはやや衝撃的だった。カロライナ・パンサーズが全体1位で指名したブライス・ヤング、インディアナポリス・コルツが全体4位で指名されたアンソニー・リチャードソンに続き、ストラウドは2023年の1巡目指名選手として先発職を任された最後のQBとなっている。

プレシーズンの各試合に先発したストラウドは、テキサンズが2021年ドラフトの3巡目で指名し、これまで2シーズンで先発26試合を数えたデイビス・ミルズに競り勝った。

先発職については最初からこうなると見られていたものの、ライアンズHCはオハイオ州立大学からストラウドがドラフトされたときから、競争が行われると主張してきた。ストラウドはテキサンズにとって、4年で4人目のシーズン開幕先発QB。現地9月10日(日)【日本時間11日(月)】にレギュラーシーズンが開幕するとき、ストラウドはミルズ(2022年)、タイロッド・テイラー(2021年)、デショーン・ワトソン(2020年)に続く開幕戦の先発QBとなる。

ミルズがテキサンズにとってより落ち着いて、安全な選択肢になると見られる一方、ライアンズHCはワイドアウトのジョン・メッチー、タンク・デルや、2年目のランニングバック(RB)デモン・ピアースらの若手チームメイトたちと共にこの仕事を学び、成長する機会をストラウドに与えてきた。

去る4月27日、テキサンズはストラウドを自分たちの未来のクオーターバックだとみなした。その未来が今、テキサンズにおとずれている。

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