ブラウンズがトレードでチャージャーズKホプキンスを獲得、Kヨークを放出へ
2023年08月29日(火) 10:54ケイド・ヨークが荒れたプレシーズンを送っていたことから、クリーブランド・ブラウンズはキッカー(K)ポジションで新たな方向に向かっている。
ブラウンズがロサンゼルス・チャージャーズとのトレードで、2025年ドラフト7巡目指名権と引き換えに、ベテランKダスティン・ホプキンスを獲得すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに報道。その後、両チームが今回のトレードを正式に発表した。
ラポポートによると、ブラウンズはトレード後にヨークを放出するという。
昨季、ルーキーとしてシーズン初戦のカロライナ・パンサーズ戦では勝利に貢献したものの、最も必要な場面で一貫性のある結果を出せなかったヨークは、立場が危うい状態で2023年を迎えていた。ブラウンズは2022年NFLドラフト4巡目指名権を費やしてヨークを獲得したが、それすらもブラウンズが他に助けを求めるのを防ぐ理由にはならなかった。
ブラウンズでの2年目を迎えたヨークは序盤から不調で、プレシーズンを通じて苦戦を強いられていた。8回のフィールドゴールアテンプトのうち50%しか成功させられず、プレシーズン最後の2試合ではいずれも勝負どころで失敗。フィラデルフィア・イーグルス戦では引き分けに、先週土曜日に行われたカンザスシティ・チーフス戦では1点差で敗れるという結果を招いた。
最後のアテンプトに失敗したときの形――部分的にブロックされたように見えた、低いフィールドゴールアテンプト――は、ヨークのブラウンズにおける不本意な在籍期間を象徴するものだったと言えよう。
ラポポートによると、ホプキンスはキャメロン・ディッカーがチャージャーズで先発の座を勝ち取った後に獲得可能となったという。ヨークがプレシーズン中に信頼できるキッカーであることを証明できなかったため、ブラウンズはチーム外の選択肢を探らなければならないと考えていたところだった。ブラウンズのジェネラルマネジャー(GM)アンドリュー・ベリーは即座に行動に移し、32歳のホプキンスとの契約を取り付けている。
ブラウンズは極めて重要な2023年シーズンに、ホプキンスがヨーク以上の安定感を見せることを期待するだろう。
【RA】