ニュース

コルツRBテイラーはPUPリストでシーズンスタート、少なくとも4試合を欠場へ

2023年08月30日(水) 10:04


インディアナポリス・コルツのジョナサン・テイラー【AP Photo/Abbie Parr】

インディアナポリス・コルツはランニングバック(RB)ジョナサン・テイラーに多額のオファーを出そうとして失敗に終わった。そのため、今シーズンはチームにとっても選手にとっても興味深いものとなっている。

コルツはテイラーをPUP(故障者)リストに置いたままにするつもりであり、それはテイラーのトレードが差し迫っていないことを示していると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地29日(火)に情報筋の話を元に報じた。その後、チームはテイラーを正式にPUPリストに登録したと発表している。

PUPリスト上でシーズン開幕を迎えることから、テイラーは少なくとも最初の4試合を欠場することになる。

契約最終年を迎えるにあたって契約延長を求めるも、それがかなわなかったことを受けて、テイラーは7月にトレードを要求していた。コルツは当初、それを拒否していたものの、先週にテイラーにトレードを追求する許可を与えている。しかし、コミュニケーションが増えても、それがテイラーにとっての魅力的なオファーにつながることはなく、ロースターカットダウン期日にあたる火曜日のアメリカ東部時間16時を迎えるにあたり、コルツはテイラーをロースターに入れるのではなくPUPリストにとどめることにした。

コルツのオーナーであるジム・アーセイとの面談後に初めてトレードを希望したテイラーは、オフシーズンに足首の手術を受けた後、プレシーズンの全期間をPUPリストで過ごしていた。テイラーはキャンプ中に個人的な問題を理由に一時的にチームを離れていたが、チームから許可を得た上で欠席している。コルツがトレード追求を許可したその日、テイラーはフィラデルフィア・イーグルスとの合同練習に普段着で参加していた。

キャンプ中、テイラーがチーム施設に姿を現したり遠ざかったり、コルツがトレードを拒否したり検討したりと揺れ動いているにもかかわらず、テイラーのチームでの立ち位置に関する大きな変化はほとんどないと言えよう。火曜日のニュースは、ヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケンが最初の1カ月間、テイラーを起用できないことを意味している。

2023年に両者が関係を修復し、協力し合う道を見つけることはできるのか――それとも決別は時間の問題なのか。その答えはいずれ分かるだろう。

【RA】