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カウボーイズへのトレードと聞いて満面の笑顔になったとQBランス

2023年08月30日(水) 15:02


トレイ・ランス【NFL】

クオーターバック(QB)トレイ・ランスは笑顔でダラスに到着した。

サンフランシスコ・49ersの未来のフランチャイズクオーターバックからデプスチャート3番手の選手に転落した後、ランスは先週にダラス・カウボーイズへとトレードされた。

そのランスは新たな装いとフレッシュな笑顔で、人々の前に姿を現している。

『ESPN』のトッド・アーチャーによれば、ランスは現地29日(火)に「こうなるとか、ああなるとか、予測しないように努力していたんだけど、“カウボーイズ”って聞いたときには、すごく笑顔になっちゃったよ。ここに来ることに、本当にエキサイトしていた」と話したという。

つらい状況にあったサンフランシスコでの2シーズンでわずか8試合の出場にとどまっていただけに、ランスが笑顔になれたことは、少なくとも有望な知らせだ。ランスは身体的には100%の状態だとも話している。

23歳のランスは指の骨折から膝の捻挫、さらに昨シーズンの第2週に負った足首の骨折まで、多くのケガに見舞われてきた。今から思えば、それらがサンフランシスコでの日々を終わらせたことになる。

カウボーイズとそのオーナーであるジェリー・ジョーンズはリスクの低いチャンスに乗り出し、QBダック・プレスコットの元での成長に懸けて、4巡目指名権を49ersに送るのと引き換えにランスを獲得した。

チームの公式サイトによれば、ランスはプレスコットについて「彼は両手を広げて俺を歓迎してくれた」と話したとのこと。

「俺にとって、それは大きい。このビジネスはクレイジーだけど、俺は先のことを考えていない。全然ね。1日ずつやっていこうと努力するだけだ。彼は長い間ものすごくハイレベルでプレーしてきたから、もちろん、すごく尊敬しているし、リーグ中から尊敬されるだけの選手だと思う」

ダラスでプレスコットの元で学んでいくことになったランスは、不運だった最初の2年を過去のものとして、自分にできるあらゆる方法でカウボーイズを助けていきたいという。

「俺が思ったような展開じゃない。多くの人が予想した展開でもないと思う。でも、すべては理由があって起こるんだ。俺がここにいるのには、理由がある。それが何であれ、チームを助ける方法を見つけるために努力したい」

49ersが2021年NFLドラフトで3つの1巡目指名権を手放してトレードアップし、全体3位でランスを指名したのは、今や悪名高いエピソードになってしまった。それはチームにとっても、若きQBにとっても、うまくいかなかった。

後者は、ダラスでキャリアを立て直すことを望んでいる。

ランスは『ESPN』に「この歴史ある組織のことはよく知っているから、ここに来るんだって聞かされたのは、俺にとっては現実じゃないみたいだった」とコメントし、次のように続けた。

「もちろん、49ersと比べればトップクラスの歴史的な組織だと思われるだろうけど、俺としてはここに来ただけですごくワクワクしているんだ。(マイク)マッカーシーコーチや全体的なコーチングスタッフとのミーティングは、知識にあふれている。俺にとって信じられないくらい素晴らしい経験だ。楽しいよ。ここ2日は新しいオフェンスを学び、ここの仲間たちと一緒にいて、新鮮な風を感じていた」

【A】